リタイア前はいろいろなストレスにさらされていました。
仕事のストレス、人間関係のストレス、介護のストレスなどなど・・・。
リタイア後の今は、外部との接触がそれほどないのですから、外部からストレッサー(ストレス原因)が入ってくるのが限られます。
人との付き合いや、何かをして嫌な思いをすることはそうそうありません。
自分自身の中にある不安が主なストレス因です。
健康不安や将来に対する不安です。
でももう一つ大きなストレス因がありました。
刺激がないことです。
これが意外ときついです。
以前のように悩むという方向性ではありません。
モヤモヤが続きだんだんそれが積もってくる感じです。
生活に張り合いがありません。
無くなった母が「退屈だ」「退屈だ」とよく行っていましたが、ほんとうに退屈はつまらない。
たまにならいいのですが、エブリディ365日退屈だと、人として退化してくるよう泣気がします。
去年の年一は、時間を自分で自由に使えるようになり、一時期、ボーっとして暮らしていました。
人とも会わないし、やりたくないことはやらないし、ストレスレスな生活。
気が付くと、物忘れが酷くなっていました。
体調も体が重い感じでした。
生活で楽しいとか嬉しいと思うことがありませんでした。
これではいけないと、自分で負荷をかけ始めました。
ブログをはじめ、最初は一つ記事を書いて一か月くらい放っていましたが、5月に入ってできるだけ毎日更新するよう自分に課しました。
毎日更新というのは、初心者には大変で、ストレスがかかりました。
毎日ブログのネタを探し、注意力も戻りました。
すると、物忘れの酷さは改善され元のレベルになりました。
生活に張りもでて精神状態も活発になってきました。
外的刺激というのは必要なものなんだなと感じています。
問題があるから悩んで考える。
試験があるから勉強して知識を得る。
成長や達成感を得るには刺激が必要なような気がします。
高齢者でも、適度な負荷は(ストレス)は自分に課した方が結局充実した生活がおくれるんじゃないかと感じています。
ストレスが問題となるのは、過剰な場合です。
心身がクラッシュしてしまいますから。
それには気をつけなきゃなりません。
もう少し年をとると、健康不安や経済不安などどうしようもないストレスと遭遇することが予想できます。
その時のために、いろいろな情報源をもったりリスクマネジメントをして高齢期のストレスとの付き合い方を学んでおこうと思います。
高齢者はストレス耐性が落ちてくるといわれています。
そして、自分でどうしようもないこともでてきます。
若いころは何とかなると思えることでも、年を取るとそんな自信はなくなります。
そんな年代もなんとか乗り越えていかなきゃなりませんから。
高齢期には高齢期のストレスとの付き合い方がありそうです。