野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

高齢者にもサードプレイスが必要だ。

 

サードプレイスについて

サードプレイスは、職場や家庭とは異なる第三の居場所を表す言葉です。

もう少し詳しく知るために、ネットで検索してみました。
原本には当たっていませんのであしからず。

提唱者のオルデンバーグによると、サードプレイスにはどこでもいいわけでなく、次のような条件を満たしていることが必要だそうです。
中立・平等・会話重視・近づきやすく親しみがある・規則的(常連)・目立たない・陽気な雰囲気・家から遠くないの8つの条件です。

会話重視?

どうやら私はサードプレイスの意味がよくわかっていなかったようです。
「家庭でも職場でもない過ごしやすい第三の場所」という定義から、ストレスフルな家庭や職場から解放され自分らしくリラックスして過ごせる避難所と考えていました。

サードプレイスではその場にいる人同士の楽しみのための会話が重視されるのだそうです。

で、メリットとして言われるのは、
リラックス効果
新しい刺激をうけて新たな価値観の獲得や自分を高めたりする
コミュニティの構築

これって私では、逆にストレスがたまりそうです。


オルデンバーグのサードプレースは「コミュニティ型」と言われ、見知らぬ人同士である程度積極的なコミュニケーションが発生する欧米諸国の状況に基づきます。

 

日本のサードプレイスで求められているものは海外とは異なってよいのだそうです。
リラックスできる
誰でも入りやすい
仕事や勉強ができる
安心感がある
いつでも行ける

 

むしろ邪魔されることなく好きなことに打ち込めることが特徴だそうです。
私にはこちらの方がしっくりきます。

 

高齢者にだってサードプレイスが必要だ

高齢になって、仕事や介護のストレスがなくなりました。
ほとんど家庭にいて、人間関係が気楽になったのが一番です。
こんな高齢者にはサードプレイスは不要?

 

今の私には、家庭がファーストプレイス、ボランティアや叔母の見守りなど社会的役割を果たすのがセカンドプレイスでしょう。

 

どちらもそれなりにストレスはあります。

 

ことに、高齢になってリタイアすると、自分自身に関するストレスが増えてきます。
健康だったり、経済的な事だったり、生き方だったり、社会的孤立感だったり。
ずっと家にいるとモヤモヤしてくることがあります。
モヤモヤの正体は明確ではありません。

 

自分自身について、集中して考える場所と時間が欲しいと思います。

 

時々、一人でカフェに行って学習したり、いろいろ考えたりすると、何となく充実感があって、満足してリラックスしている自分を感じます。

本当は家でできればいいのですが、家にいるといろいろな雑事があったり、雑念が浮かんで、集中して考えることはできにくいのです。
また、一か所に縛られていると閉塞感もあります。
別の場所に行くほうが、気づきもリラックスも効果があるのです。


リタイアした私にもサードプレイス的な場所が必要なのです。