叔母の様子を見いに行くと、時々やはり様子を見に来ている叔父に合うことがあります。
叔父は母の兄弟の末っ子で今年81になります。
3人で噂話等するのですが、先日「新聞やテレビのニュースっていうのは半分嘘で半分本当なんだなぁ」と言い出しました。
は?
嘘というのは言い過ぎですが、操作はしているでしょう。
物事は、見る角度が違うと解釈も違いますし、自分たちの思う方向に誘導しようとする傾向はあります。
だから、報道は正しいということはないでしょう。
かといって、情報は報道など外部から入ってくるのでそれらなしでは何も判断できません。
入ってきた情報を精査する自分というものが必要です。
メディアリテラシーの必要性ということですね。
最近はメディアリテラシー教育もなされているみたいですが、私など新聞の情報は正しいと思って育ってきました。
実際、出来事の提示に関しては現在でもすんなり「こんなことがおこっているのか」と受け止めています。
でも、大人になるにつけ、「ああ、ちょっとちがうな」と思うことがでてきました。
叔父だって、今更あんなことを行っていますが、潜在意識では報道されることに関してすべて言いなりに受け止めていたのではないと思います。
今までの言動を見ていたらわかります。
実際は、自分というフィルターを通して判断していたでしょう。
ただこの世代の人が「新聞やテレビのニュースっていうのは半分嘘で半分本当なんだなぁ」と言葉により明確化したということは、どういうことなんでしょうね。
報道の権威の低下ということでしょうか。
メディアリテラシーの前進ということでしょうか。
興味があります。