1,始めに
仕事も親の介護も卒業して自由に使える時間が増えています。
リタイア前は忙しかったので、効率よく暮らすことを考え、利便性を重要視してきました。ところが、自由な時間が増えてきて、スローライフな暮らしを意識するようになりました。
2,高齢者の生活時間
リタイアした他の人は、毎日をどんな風に過ごしているのだろうと興味をもって、ネットを検索してみました。
健康長寿ネットのサイトに高齢者の生活時間として、一日の中でどのような活動にどれだけ時間を費やしているのかというデーターがありました。
生活行動を、次のように分けた場合
一次活動 睡眠や食事など生きるために必要な活動
二次活動 仕事や家事、学業など生活する上で日常的に行わなければならない義務的な活動
三次活動 自由に使える時間、余暇活動
リタイア前は当然一次活動と二次活動が主体ですが、リタイア後は二次活動が減ってきて、高齢になるほど一次活動と三次活動が多くなってきます。
2次活動は高齢化していくにつれ減っていきます。
女性でも、60歳から69歳をピークに家事時間が減少していきます。
結果は、「そうだろうな」というようなものですが、一次活動、二次活動、三次活動の時間配分を見ているうちに、「スローライフできるな、これは」と思いました。
3,スローライフ
スローライフ、厳密な定義はないようですが、私は、
「時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念またはこの概念に沿った生活様式」ととらえています。
大量生産や大量消費社会への反省から生まれてきた考え方です。
最初はイタリアのBra村の伝統食や持続的脳病を守ろうというスローフード運動が起源と言われています。
効率と利便性を追求する現代社会の中で人間性が押しつぶされていく。自分の生活と自分自身を見直しながら人生を楽しみ生活の質を高めようという人間性回復運動の一つでしょう。
とはいえ、現役の時は効率と利便性を追求します。
それを何とかしようとすると、意志がいります。
若い人でも、スローライフを試みる人はいます。
最近はBライフなんて考え方もあるようです、
でも、自分の姿勢をきちんと確立していないと大変そうです。
リタイア族は、義務的時間がへります。
環境そのものが、スローライフでお願いねと言っているようなものです。
後は自分が楽しみ、質が高いと思える生活を実行するかどうかです。
4,私のスローライフ計画
たいそうなことはできません。
基本は、毎日を大切に暮らすことです。
先に出てきたデータの中に、三次活動をどのように過ごすかというデータもありました。上位3つは、次の通り。
①テレビ、ラジオ、新聞、雑誌
②くつろぎ、休息
③受診・療養
体が動かなくなったら別ですが、これは私にとって楽しく質の高い生活とは思えません。
規則正しい生活をして、栄養を考えて食事をつくり、楽しいと思うことは実行する。
つまり、健康に留意して、能動的に生活していきたいと思っています。
今思っているのは、
家のメンテナンスや庭の手入れもできることは自分たちでやっています。
本当に自分の好きなものを厳選していって、好きなものに囲まれた生活を目指します。
趣味のスキルを上げていって、自分の好きなものを一定のレベルでできるようにします。