野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

映画「素晴らしききのこの世界」を観てきました。映像に見ほれました。

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監督     ルイ・シュワルツバーグ
脚本     マーク・モンロー
ナレーション ブリー・ラーソン
出演     ポール・スタメッツ(菌類学者)他

2019年 アメリカのドキュメンタリー映画です。

 

まず言いたいことは、映像が美しい。
タイムラプス映像というのですか、キノコの育つ様や菌類が菌糸を伸ばしていく様を見ているだけで飽きません。
映像を追っていくと、いい感じのリズムが心地よいし、単純に驚きがありました。
これだけで、この映画は私には見る価値がありました。

ブリー・ラーソンのナレーションも聞いていて心地よい。
意味は字幕でとるしかないのですが、シンクロして自然に入ってきます。
ブリー・ラーソン、「ルーム」の主演女優で、アカデミー賞女優ですね。
キノコ好きなのだそうです。
道理で気持ちがこもっているように感じました。

 

この映画は、キノコと菌類が主演のドキュメンタリーです。
そこにキノコラバーたちが絡んで、キノコのすばらしさと可能性を語ります。
おもな案内役は在野の菌類学者にして実業家のポール・スタメッツ。
そのほかにも、様々な分野の専門家が登場し、菌類の有用性につき語ります。

 

途中、「あれ?キノコの幻覚作用を称賛している?」と、きな臭くなってきたと思ったり、突っ込みどころもありますが、あくまで、キノコの可能性を歌い上げる映画です。

 

「人は必ず死ぬ、でも恐ろしくはない。死んだら菌により分解され、菌糸の一部になり、世界の一部になる」みたいなことをスタメッツさんは言っていましたが、「本当にキノコや菌類がすきなんだね」と妙に感心してしまいました。

 

キノコや菌類って凄いよ、面白いよというテーマは、十分伝わってきました。
見ていたら私もキノコについて知りたくなりました。

「もう一回見に行く?」と言われたら「行く」と言いそうです。