野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

図書館で俳句の本を借りてきました。

俳句を始めようと思い立ったものの、俳句がどういうものかよくわかりません。
そこで図書館に行き俳句の本を借りてきました。

 

パラパラみて、どの本を借りたらいいかわからないので、夏井いつきさんの本を2冊借りてきました。

これから学習して俳句を読めるようにしていきたいです。

今まで俳句を作ったことはないのですが、多少読んだことはあります。
奥の細道以外は、個人の句集ではなく傑作選のようなものばかりです。
定評のある俳句の中から選ばれますから、それなりのレベルでしょう。

本当に様々なものがあります。
「なるほどね」と思うものや想像力をグラグラかきたてられるもの、いろいろな個性があります。
有名な方も俳句を読んでいて「かなりスクエアな印象の人がこんな滑稽な句を」と驚くようなものもありますし、「この人らしいな」と思う句もあります。

 

私が知っている俳句で現在一番好きなのは
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」・・幽体離脱か?すごいな・・・
「行くはるや鳥啼きうをの目は泪」・・うをの目は泪だよ。シュール~・・

どちらも芭蕉です。
端正だし、硬い言葉なのに、想像力をかきたてます。

この辺りになると、立派な芸術ですが、私は俳句は芸術だとは思っていません。
広大な底辺の中から、山が立ち上がり、そのてっぺんに行くと芸術となるんでしょう。
底辺でも、自分にとって意味があればいい。
だからやってみようと思いました。

 

よくわからないながら、作ってみました。

「湿雪舞うひどくなったねと弾む声」

当地方は温暖で雪はめったに見られないので、雪が降るとはしゃいでしまうのです。
今朝がた駅でバスを待つ間に雪がふぶくようになってきた時、聞こえてきた声をそのまんま詠みました。


こんなのでいいのか悪いのか。
自分では判断できないので、いずれどこかの教室にでも行くつもりです。
それまでは一人でポチポチ独習します。


私の俳句はどんなものになっていくのか。
どんな個性が出てくるのか。
楽しみです。