どこの地方にも名物餅というのはあるのではないでしょうか。
伊勢の赤福餅とか、甲府の桔梗信玄餅とか。
静岡県にもあります。
東中西の3つの名物餅菓子があります。
東部、三島大社の「福太郎」草餅にこし餡をつけたものです。
西部、法多山尊永寺の「厄除け団子」小さな串団子にこし餡をつけたものです。
西部地区に暮らす私は、子供の頃から初詣に行っては買ってきたりしておなじみのものです。
これらは寺社へのお参りの帰りに購入したり茶店で食べたりします。
徳川家康公に献上され、名付けられたという言い伝えのある、名物餅です。
これは神社もお寺も関係ありませんね。
東海道の茶店で出されていた名物餅です。
どの餅菓子も長い歴史を持つものです。
で、先日静岡に行った方からお土産に「安倍川もち」をいただきました。
今朝はそれを朝ごはん代りにいただきました。
静岡県の他の二つはこし餡のお餅だけですが、「安倍川もち」はこし餡のお餅ときな粉のお餅が容器に入っています。
餡餅にきな粉をかけたり入れるのではなく、あくまで別々です。
きな粉の方には餡の半分くらいの餅が2個入っています。
長辺が1センチくらいの俵型です。
「安倍川もち」のいい所は、他のお餅と違って一人前が個包装っていうところです。
これは私の子供の頃からそうでした。
取り置きしやすいし、食べやすいです。
これは桔梗信玄餅と同じタイプです。
味はそんなに強い甘みではありません。
こし餡が甘みがあり、きな粉はきな粉の甘みでいただきます。
甘いものが食べたい朝にはちょうど良かったです。
御馳走様でした。