野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

昨日は昔話の専門講座を受講しました。大人の学びは楽しい。

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昨日は昔話の講座を受講しました。
マックス・リュティの「昔話 その美学と人間像」を読み解き、昔話の文芸的研究を学ぶものです。
講師は小澤俊夫先生。
午前10時から4時まで昼休みを除いて一日の講座を1年で5回受講します。
その合間には課題であるテキスト読みや世界の昔話を相当数読みます。

 


Zoomを使っての講義ですから、家で受講してもいいのですが、それだと緊張感もないし、だらけそうということで勉強仲間と集まって、受講しました。

 

公民館の講座室でパソコンに向かって講義を聞いていたのですが、聞いているだけでもかなり疲れました。
終了後家に帰って座ったら、しばらく動けないほど疲れていました。

 

疲れてはいるのですが、気持ちはスッキリしているのです。
毎日それなりに家事などやって趣味をしているのですが、残った時間はダラダラして何となく終わってしまう。
一日の終わりに何となく不全感が残るのです。
それが昨日は充実した一日だったなという思いでした。
こういう疲れ方は気持ちがいいのです。

 


時には、こういう風に疲れるくらいに何かに熱中することは楽しく、満足感が高いのです。
なにかやっていないと気が済まないタイプのようです。
まだ、エネルギーがあるということでもありましょう。

 

子どもの頃は勉強は好きじゃなかったです。
遊んでいるほうが楽しかったですから。
大人になって学ぶことが楽しいと感じるようになりました。
いい点を取らなくてもいいし、人と比べなくてもいい。
興味のあることを自分のペースで学べますから。
それでも、現役世代の時は学んだ知識を実生活で役立たせるために学んでいました。
しかし、今は手段でなく学ぶという活動に意味を見出しています。


興味のあることを知ることはそれ自体喜びです。
でも、できたら学びあう仲間との交流があったらもっと嬉しいと感じています。
昔話を学びあう仲間がいることはありがたいと感じています。

 

定年後学びなおす人が増えているようです。


生涯学習に関する鵜世論調査」(2008年内閣府)では
60歳以上の人のうち「生涯学習をしてみたい」と答えた人が約61%でした。
「特定サービス産業動態統計調査」(平成17年経済産業省)では
全国のカルチャースクールに通っている人の4割近くが60歳以上だそうです。
退職に伴い自由な時間が増えると学びたいと思う人も増えるようです。

 

カルチャーセンターや公民館などの身近な学びの場ばかりでなく、大学での講座を受けたり、大学や大学院に入りなおす人も増えてきています。

 

大学によっては社会人枠にシニア特別枠を設ける動きもでていて、受け入れ態勢も整ってきています。
私もチャレンジしてみたい気もするのですが、学費的に厳しいかなと考えています。

 

放送大学通信制で学費も安く設定されています。
私は科目履修をしていますが、興味のあるのがラジオ視聴の講座で、交流のないのがちょっと不満です。


聴講生制度は聞きたい講義だけ聞けるもので利用しやすいのですが、私も興味を持ちいきたいなと思う学校もあります。
でも、昨今のコロナの関係で、募集停止です。
コロナが収まって機会があったら検討してみたいと思っています。