関西に住む友人から、「東京に行った帰りに浜松で途中下車するから、ランチしない」と連絡があって、昼を一緒に食べました。
「浜松だったら鰻でしょ」というので、櫃まぶしをいただきました。
櫃まぶしは名古屋の名物料理ですが、最近は色々な地方でも提供されています。
小さなお櫃に入った鰻とタレのかかったご飯をそのまま、薬味と、出汁かお茶漬けでと、色々なバリエーションでいただきす。
鰻飯なのですが、店により味が違います。
冬に来た時行った店は、鰻がフックラして、タレは少し甘め。
今回駅南の八百徳という店に行きました。
八百徳の鰻は蒸してから焼く関東風の鰻ですが、香ばしさもある店で、タレはどちらかというとサッパリ系です。
友人は、「どこで食べても同じようでいて、随分ちがうねぇ」と食べ比べを楽しんで、西への帰途につきました。
私は、食べる事が大好きで、外食が大好きです。
しかし。隠居生活に入って外食もめっきりへりました。
外にもあまり出ませんし、節約もしなくちゃね。
外食をするにしても、1000円~2000円くらいのランチメニューです。
久しぶりに重量級のご馳走を食べて、幸せだなぁと思いました。
昔、池波正太郎のエッセイのなかに、池波正太郎のお母さんが週に一度、独りだけで、お寿司をつまみにいく話がありました。
そうして、母だけで子育てをしている自分の気持ちを切り替えていたのでしょう。
大人にはそういう時間が必要だということだったと記憶しています。
全く同感。
おいしいものを食べた時、満足感があります。
また頑張ろうと思うことができます。
最近、体調をこわしたり、あれやこれやで、気分が荒れていました。
いい気分転換になった会食でした。