野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

医療現場は接客から接遇へ 大変だけれど頑張ってほしいです。

今日は眼科の定期健診でした。
医師の診察の前に、検査があります。
5年ほど通っていますが、初めて見る検査員(看護師?)でした。

この人がとてもよかった。
慣れているとはいえ検査は緊張します。
指示はわかりやすい。
検査の合間にはさりげなく声をかけてくれます。

 

つられて、「この検査にがてなんですよ」といつもは言わないことを言ってしまいました。
すると、「緊張するんですよね。そういう方おおいんですよ」なんて言ってくれます。
そうすると、こちらの肩の力が抜けます。

別におしゃべりなわけではありません。
てきぱきしているのだけれど、双方向性があるというか。
何となくこちらのことを気遣ってくれている感じで安心します。


他の方が悪いというわけではありません。
他の職員も接客はキチンとできています。

身だしなみも清潔できっちりしています。
挨拶もちゃんとします。
表情もブスッとしていたりすることはない。
言葉遣いも丁寧です。
容量を得ない患者の話も辛抱づよく聞いてくれます。

 

でも、すべて一方向的感じで、マニュアル的な感じです。
不快ではないけれど、どうということはありません。
叔母のお供で行く総合病院なども、こんな感じです。
でも、待ち時間などちょっとした拍子に声をかけてくれる看護師さんが増えてきたような気がします。
声をかけられると待ち時間のストレスが減るような気がします。



最近の医療現場は、接客の先のより高度な接遇が求められているようです。
接遇はスキルもだけれど、相手に添おうとする気持ちも要求されます。

 

医療現場には、診察や診断に不安や緊張をもつ患者や付き添いが来院します。
待ち時間もストレスとなります。
そうした来院者のストレスや不安や緊張感に対する気配りや心遣いも求められるのです。
百人百様の来院者に合わせて、状況に応じた対応が求められるようになってきています。


専門技術的なことに加えて、接遇まで。
医療現場は本当に大変だなと思います。

ただ、実際にそのように接遇されると、気持ち的に違います。
安心できるし、いい医院だなと思ってしまいます。

医療技術と同じように医療従事者の態度は、患者にとって安心と信頼のよりどころです。
医は仁術なんて古いかもしれないけれど、そういう気持ちももっていてほしいなと思います。
そして、そういう気持ちを持った人が報われる世の中であってほしいとも思います。