1,着物姿が見えません
混雑を少し避けて、2日市内の割合大きな神社に初詣に参りました。
参拝客は多く、拝殿の前では並んで、ゆっくりお参りできないくらいです。
お正月という特別感がビジュアル化されていません。
着物姿がないと華やぎがありません。
元旦ならばいたでしょうが2日目ともなるとみんな普段着で温かく。
私もパンツスタイルにダウンジャケットですから、何か言えるわけではないのですが、ちょっともりあがらないです。
普段着物姿の人を見ることは少なくなりました。
お正月や成人式の行事や冠婚葬祭の時や、一部の愛好家が来ているのを見るくらいです。
ナショナルコスチュームなんですがね。
社会の変化と女性の行動変容により、着物が普段の生活からきえていっています。
機能性を考えれば当然かな。
でも、たまに着物で気分転換というのもアリかもしれません。
通商産業省のアンケートを見ると若い人の着物に対する関心は意外なほど高いのです。
20~30代で7割以上が着用してみたいと答えています。
なのに着物を着る人は年々減り、購入額も減っています。
(詳しくは下のURLでご覧ください)
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/seizou/wasou_shinkou/pdf/004_03_00.pdf
2,なんで着物を着ないのでしょう
着るのが難しい
動きにくい
着る機会がない
費用が掛かる
手入れが複雑
マナーやしきたりがわからない。
夏に着ると暑い
こういう意見が出ています。
確かに( ̄▽ ̄)
3,私が着物を着ないわけ
着物自体には興味があって、たまには着物もいいかなと思っているのですが、手が出ていません。
なぜかを考えてみました。
着物自体は,親が買ってくれたものや残したものがあるので、費用が掛かるとかはないのです。
着るのも、その気になれば1週間も続けてきていれば、慣れて問題なく着られるでしょう。
片付けなど大きく動く時でなければ、動きにくいということも問題はないでしょう。
結局、手入れが面倒ということと、マナーやしきたりがわからないという部分で引っ掛かっています。
普段来ている洋服のように、洗濯機でガンガン洗うわけには行かないし、正絹の着物の手入れは大変です。
続けて日常切るわけではないので、いちいちの手入れは面倒です。
それと、着物は洋服とは違う色合わせの感覚があって、コーディネートが難しいという感じを持っています。
着物を着慣れていた母などは、この色の着物となら、こういう色の帯も面白いとか、そういう感覚を持っていました。
でも、私にはありません。
マナーもわからないので、恥はかきたくないです。
着物って面倒くさそうで何となく遠ざけてしまいます。
4,ところが、今の若い愛好家は・・ニトリ帯ってなんだ?
ニトリ帯という言葉を聞きました。
そりゃなんだ?
調べてみると、インテリアのニトリで売っているテーブルセンターを半幅帯に作り変えて、着物を楽しむのが流行っているそうな。
帯は着物に負けず高価です。
クリスマスなど、クリスマス柄の帯をいちいち買うなんて大変です。
ニトリのテーブルセンターは厚みなど帯にちょうどいいのだそうです。
安いしね。
それを帯に作り変えて、絞めて着物を楽しんでいるそうな。
びっくり(@ ̄□ ̄@;)!!
さらに調べていくと、デニムの着物なんて言うのもあるそうな。
何か、素敵そう。
着方がわからなければ、無料の着付け教室もあるし、ネットでも学べる。
正絹の着物が高いし手入れも大変ならば、安くて手入れしやすいポリエステルやほかの素材の着物もある。
普段着なら「こうしなければいけない」とか考えず、自分なりにコーディネートして、気軽に楽しむことはできるんですね。
着物の下にタートルセーターを着るのもアリだそうですよ。
普段着としてはなかなかすてきです。
楽しそう。
もともと着物の着方だって変遷がありますしね。
着物が日常着だった昭和以前の庶民が、今みたいなガチガチの着付けをしていたなんて考えられません。
着物に対する思い込みが、着物を楽しむ心を失わせたのかもしれません。
着物警察に巻き込まれたら不愉快だし、公の場では洋服の方が無難です。
でも、自由な時間に自由に楽しむのは楽しい事でしょうね。
やるなぁ、今どきの若い人。