野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

白髪染めをやめてから

白髪染めを辞めてから2年4か月ほどになります。

今の私の髪は、ショートのグレイヘアーです。
白髪と黒髪がまじりあい、白髪優勢。
一昔前なら白髪頭と言われていたでしょう。

仕事をしていたときは、白髪ですと職場で悪目立ちしそうだったので染めていました。
でも、仕事を辞めるとき、「もういいか」と思ったのです。

 

私の周りの同年代の女性は、一人を除き皆髪を染めています。
ところが、その一人がなかなか素敵で、お洒落だなと思ったのも後押しをしてくれました。


黒い髪から白髪への移行はあまり気になりませんでした。
というのも、髪に色を入れるのでなく、髪に色をコーティングする方法で染めていたので、一か月もすると色が自然に落ちてきて、全体が元の髪色になっていくような感じで白くなりました。
なので色が段々になったりして、不自然さがなく、それで気にならなかったのでしょう。
母の介護もあり、当時は恰好どころではありませんでしたし。

 

白髪染めを止めたら、それは楽です。
染める手間もお金もいりません。
生え際の辺りが白くなっているのを見つけた時のストレスもありません。
髪の毛も傷みません。


デメリットとしては、黒髪と比べ、老けて見えることでしょう。
でも、白髪が原因で高齢者扱いされたことはありません(心の中ではどう思っていても)
鏡を見ない限り髪色なんて自分でわかりません。
人からどう見られるかというのは、あまり気になりません。
年相応っていうことですから。
むしろ、堂々と優先席に座れたりする特権を享受しています。
たまに気が向いて髪を染めると、一気に若返りかえってみえ面白いです。
まあ、バリエーションが増えたということでしょう。

 

ショートのグレイヘアー、ほったらかしてバサバサになったら、ほとんど山姥です。
白は黒より透けて見えるので、髪が細くなって地肌が透けて見えやすいので、薄毛対策も必要です。
お手入れが必要となります。
でもそんなのほんのひと手間です。

 

髪色が違うと、似合う服やアクセサリーも変わってきます。
明るい色が似あうので嬉しい。
手持ちは暗めの服が多いですが、今まで死蔵していたアクセサリーやスカーフが役に立ちそうです。

 

グレイヘアーには着物が似合いそうで、着物も着てみたいのですが、これはなかなか難関です。
一部を作務衣に仕立て直して日常着にしたらどうかなどと考えています。

 

 

グレイヘアーにしてから、何回か見知らぬ女性に声をかけられました。
「キレイな髪ですね」って。
その後の会話から、自分も白髪染めを止めたいけれどどうしようか悩んでいる人のようです。

そんなことから、白髪染めを止めたいけれど、止められない人は案外多いんじゃないかなと思いました。
やってみると楽なんですが、同じような年代の人がみんな白髪頭になったら、それはそれでつまらない。

そんな気もしています。