図書館から督促メールがきてしまった。
あるブログを読んでいて、庄野潤三さんの作品が面白そうと、図書館で探した。
棚を歩いてやっと見つけたのが、昭和の文学全集の1冊。
なかを確かめもせず、借りて家に帰り開いてびっくり。
三段組の小さな字。
見にくくて、うわぁと思って、後で読もうと後回し、後回しにしていたら期限がきてしまった。
最近、小さな文字が見にくい。
老眼鏡は持っていて、かければ字は見やすくなるのだが、読書には疲れる。
私は、本を斜め読みしてきた。
老眼鏡は、文字を一行ずつ追うのはいいけれど、レンズがきく範囲がせまく、斜め読みの癖のついている私は読みにくい。
それで裸眼で読んでしまうのだが、小さな字は見にくい。
いたちごっこだね。
最近は本を読むのも疲れる。
老後設計において計算外だったね。
老後の楽しみにしていた読書もままならなくなるのではないかとちょっと心配。
それでも、最近の本は、活字が少し大きくなり、ビッシリ文字で埋め尽くされることがなくなってきたのは嬉しいことだ。
問題は古いポケミスなど読み返したい時。
文字がぎっしりで読んでいられない。
電子書籍については、青空文庫を読んだとき、画面を自分でカスタマイズしたら、文字の大きさや画面の色など読みやすかった。
ただ、ページをめくったりする感覚に違和感があり、落ち着かない。
論文みたいなのだと平気なのだけれど、小説は、紙のほうが、しっくりくる。
情報の伝達だけなら電子書籍で充分だけど、感覚や感情が関わる本はまだ紙のほうが読みやすい。
これは、慣れという要素が大きいようだ。
特に若い人は、ディスプレイの方が読みやすいという人も多い。
今は紙の本も多いけれど、電子書籍が主流になるだろう。
少しづつ慣れておいたほうがいい。
これからの図書館はどうなるんだろうね。
経費的にも図書館利用せざるを得ないけど、電子化に対応できるのだろうか。
とはいえ、今は本を返却しなきゃね。
暑い中図書館に行くのはいやだな。