野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お題 くま川鉄道と夏目友人帳と

今週のお題「一気読みした漫画」

 

何年か前、九州旅行をしたとき、人吉に行った。目的はくま川鉄道に乗ることと、現在も継続中の位置ゲーのスポンサー土産店を訪問すること。

ツレは温泉好きなので、私が戻ってくるまで人吉温泉でのんびりすることにして、くま川鉄道に乗って終点湯前までGO。


スポンサー土産を無事購入し、さて引き返そうと思ったが、次の人吉行まで1時間以上ある。
どうやって時間をつぶそうとあたりを見回すと、おっと、「湯前まんが図書館」?
楽しそうな建物がありました。最近リニューアルしたみたいですが、当時はレトロな建物だった。展示品をみて入口に戻ると、アレー!漫画がある。自由に読んでいいらしい。人もいないし、さっそくベンチに座りこんで読んだ。それが「夏目友人帳」10数冊ありましたかね。

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漫画は好きだけれど、しばらく離れていたので、まったく知らない名前だった。
もともと、ファンタジーや妖怪ものは好きなので、読み始めた。が、電車の時間がある。乗り遅れたらまた1時間は待つ。私は漫画を読んでいれば、そのくらい平気だが、人吉で待ち合わせをしている。残念ながら途中で断念して、折り返しの電車に乗った。

 

旅行から帰っても、郷土出身の漫画家を顕彰して建てられた記念館のようなのに、なぜ「夏目友人帳」があるのか気になって調べた。人吉のあたりが舞台なんだ。いわゆる聖地だ。

 「読む前に聖地に行っちゃったよ。というか、聖地で作品と巡り合っちゃったよ」と思うと、これはきちんと読まなくてはなるまい。湯前では、電車の時間が気になって、集中して読めなかったから、ストーリーもいまいち入ってきていないし。

 

さっそく、BOOK OFFにいってみた。すぐに見つかった。そりゃ、「はなとゆめ」だし、こんなに連載が続いているんだから人気コミックだろうしね。100円コーナーにある「夏目友人帳」続きで1巻から14巻まですべて買い、家に持ち帰った。

のんびり読もうと、用事を済ませ、お菓子、飲み物用意万端整えて、1巻から一気に読んだ。にゃんこ先生という人気キャラもいるし、主人公の成長もあるし、妖怪たちは陽気だし、楽しい漫画だ。一話完結なのもよい。一巻読むと、すぐ次の巻を開いて、あっという間に読み終えてしまった。

 

映画でも漫画でも、離れているとそれで過ごせるけれど、一度観て面白いと思うと、続けて観たくなる。ここで漫画扉の鍵を開けてしまった私は、また、漫画読みに復帰した。
漫画読みの舞台は主にスーパー銭湯。一つの作品を一気に読むというパターンが定着した。時々は気に入りのコミックを購入する。私の読むスピードはかなり速いらしい。ツレの妹も漫画が好きで、よく貸してくれるが、数冊をあっという間に読んでしまって、もうないのかという私を、ツレは最近「漫画妖怪」と呼ぶ。