野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お題 自分の世界で博士ちゃんになってほしいな

今週のお題「自由研究」

自由研究ねぇ。
やったこと、あったかなぁ。
何しろ、半世紀も前のことだ。
記憶にない。
朝顔の観察記録を作らされた記憶はある。
ヒヤシンスの栽培も。
でも、これって課題であって自由研究じゃないね。


でも、すごいなと思う自由研究を見たことはある。
奈良市に「ならまち糞虫館」という小さな個人博物館がある。
そこで紹介してあった小学生(だったと思う)の研究。
糞虫の一種である「ルリセンチコガネ」だったと思うが、同一種でも色彩は様々で、赤銅色、銅色、青緑、赤紫など変化に富んでいるそうだ。自分自身でいろいろな地域に出かけ、その糞虫の色彩による分布を研究したものだった。
手書きの分布図が素晴らしかった。
その研究を見たとき、ワクワクした。
すごいなぁ、こんな子どもがいるんだ。

糞虫が好きで好きで、糞虫についていろいろ知りたいと思って、いろいろ学ぶ。
学んでいるうちに、これはどういうことだろうと疑問に思ったら、自分で調べてみようと思うだろう。
どんどん、虫ワールドが広く、深くなってきて。もっともっと知りたくなる。
結果として、素敵な自由研究が完成する。
自由研究をした子供にとっても、ワクワクする時間だ。
そんなワクワクがこちらにも伝わってきて、こちらも幸せな気分になったんだろうな。

 

このケースはレベル高すぎだけれど、自由研究って楽しいことじゃないだろうか。
研究なら好きなことを調べて、それについて自分なりの結論を書けばいい。
採集が好きなら、テーマごとに分類する。
工作だって興味が持てるものがあればそれを作ればいい。

 

あ、思い出した。
私は箱の中に、紙で作った魚をつるして、紙の水槽を作った。
水族館が好きだったのだ。

 

子どもは興味があることなら学ぶ。
私は、漫画が好きで、漫画を読んでいて興味がわくと、それに関連する本をかなり読んだ。「ベルサイユのばら」を読んでフランス革命の本を読み漁るとか。
でも、それを自由研究の対象とするということは考えなかった。
研究には、問題意識とスキルが必要だからだ。


好きなことはわかるだろう。
鬼滅の刃だっていい。
そこからどうやってテーマを見つけ出していくか。
どうやって調べて、まとめ(集め・作っ)ていくか。

 

学校は、そういう肝心なスキルをちゃんと教えているのかな。
大事なのは、「問題の抽出」「インプット」「アウトプット」のスキル。

それをちゃんと教えて、使えるようになれば、人生において大きな力になるとおもうけどなぁ。