野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

高齢者、警告詐欺と出会う

 

先週の土曜日に、パソコンを閲覧していたら、警告詐欺と出会いました。

www.ipa.go.jp

 


①出会った状況

土曜日は、日本語の勉強をして、わからない所をネットで調べていました。
知りたい漢字の詳しい内容を調べようと下にある詳細ボタンの開くを押したら
急にけたたましい警告音と共に、警告音声が流れ、警告画面がでました。


大きな音声で「あなたのコンピュータはしまい込まれました。IPアドレスが流出しました…」「シャットダウンしないでください」といいます。
画面は三重にかさなるポップアップ画面です。
文面には「トロイの木馬に…」なんて警告文章が。
「直ぐにマイクロソフトのサポートセンターに連絡してください。」という文章とともに電話番号が。

0101-72728-70065

警告音も警告音声もなり続けてやみません。

 

②対応と結果


本当だったら大変です。
心拍数がいっぺんに上がりました。

 

さっそく電話しなければいけないと思いましたが、知らない所に電話するときは、検索するという習性があります。
電話番号を検索しても何も出てきません。
なんか違和感が。

 

でも、大きな警告音と警告音声が不安を煽り立て焦ります。
なんか変ですが、ほんとうだったらどうしようという気持ちがあります。

 

消費者センターにきいてみようと、188番しましたが、土曜日で休みです。
唯一開いている国民生活センターは、混み合っているので、かけ直してくださいとガチャぎり。
再度かけたら、時間外だって。

スマホマイクロソフトサポートのページを見ましたが、使い方がよくわからなくて困りました。
それでも読んでいったら、「警告詐欺」に対する注意喚起がありました。

 

マイクロソフトの警告に電話番号は書かれていないそうです。
この段階で、詐欺確定と思い警告文を強制終了してシャットダウンしました。

たぶん詐欺に違いないと思ったのですが、心配なので電源を引っこ抜いて、Wi-Fiのスイッチを切って月曜日を待ちました。
朝一番で消費者センターに相談電話を掛けました。

詐欺電話であろうから、電話をかけずにシャットダウンして正解のようでした。
それを聞いた後、パソコンを立ち上げてセキュリティソフトで全スキャンをしました。
その後、消費者センターの相談窓口で紹介してもらった、情報処理推進機構のページで情報を収集して少し安心したところです。
まだ、ちょっぴり不安は残っています。

 

③感想

 

怖かった~。


いきなりポップアップ画面が立ち上がって、「あなたのIPアドレスが流失しました」と言われた時は、頭が真っ白になりました。
警告音はワーワー鳴るし、音声は、「個人情報の流出」だのなんだの恐ろしいことをいうし、とにかく焦りました。
「困った、電話しなきゃ」と思いましたが、そこで自分でもよくとどまれたなと思います。
やはり、ネットの詐欺が多いという情報が頭の片隅にあったのだと思います。
そういう情報を持っていると、警告詐欺を知らなくても、引っ掛かるところがあると、少し立ちどまることができるんでしょうね。
慌てふためいて行動するより、少しでも立ちどまって冷静になるほうがリスクは回避しやすいということでしょう。
リスク管理のため、必要最小限でも情報があると違うんだなと思いました。

何で詐欺なんかするかな。
本物と思うような警告画面でした。
「これだけの能力があるのだから、もっといいことに使えよ」と思うのですが、そういっても、詐欺の多い世の中は変わらない。
リスク管理をしっかりする方がよさそうです。

あと、使いたいときに使えない相談窓口っていうのも何かね。
勤め人は土日と夜しか使えない人もいるだろうにね。
一寸残念な存在です。