野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

オジサン・オバサンと、おっさん・おばはん(高齢者はこうして年をかさねる?)

田辺聖子さんによると

オジサン・オバサン世代は見栄っ張りの殻がしっぽにくっついており、我が身を粉飾し、そのメンテナンスがまだ面倒でない世代であり、
おっさん・おばはんは、メッキが剥げたほうが楽じゃと居直って、メッキの禿げた人生的快楽を味わっている世代であるらしい。

オジサン・オバサンは「ねばならぬ」という粉飾人生にとらわれており、
おっさん・おばはんはそうした桎梏から放たれている。
結果「生きやすく」なる。
死にやすい年代に向かっているけれど、それまで「生きやすければよい」と思う。
(「人生は、だましだまし」より 角川書店 平成15年刊)
というようなことらしい。

 


なるほどね。
60代後半の私はオバサン世代ですね。
まだ、まだいろいろ未練があって、ジタバタあがいています。
健康のために筋トレしなきゃと思ったり、社会参画をして社会的孤立を避けなくてはと思ったり。
今後の家計を考え、ポイント投資に色気をみせたり。
ITにも(そんなに)遅れをとってはならないと考えたり。
高齢者は今日を大事に生きることが肝要なんて考える癖に、先々のことを思い煩ったり。

 

気持も上がったり、下がったり。
忙しいこと。


でも、この忙しさが無いと、なぜだかおちつきません。
まだ、忙しくしているほうが安心するのです。
文句は言うけれど・・。

 

こんな時期を通して、体が言うことをきかなくなって、観念するのかもしれません。
そうしておばはんになる。

 

悠々としたおばはん希望です。


まあ、今の所、気ぜわしいこともあるけれど、楽しいこともあるから、オバサンをしっかりやっていくしかない。
今の時期のあれこれが、おぼはんになった時、話のタネになるかもしれません。

経験はいろいろしておいた方が先々楽しそうです。

しっかり目を開いてみていきたいな。