野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

高齢者とボランティア 外国人の方の日本語教室のボランティアを始めました。

 

1,初めに  ボランティア始めました。


友人がボランティアで外国人の方に日本語を教えています。
教室に来る外国人の話し相手になってくれないといわれました。

日本で働いている外国人の方、仕事をしていて、日本人がネイティブのスピードで話すのが聞き取れないというのです。
そこで、日本人と普通のスピードで話をする体験をさせたいから、教室にきて一緒に雑談をしてというので、手伝うことにしました。

 

知人の担当しているメンバーは、4~5人。みな日本語はある程度分かりますし、かなりのレベルで読むこともできます。N2(日本語検定試験5段階の上から2番目のランク)合格、もしくは受験レベルです。
雑談を交えて日本語を学んでいます。

月に3回ほどですがこのボランティアを始めて、自分の精神が活気づいてきたのを感じています。

新しい学びと出会い。
20代から30代の人が多いです。
彼らと話していると、とても刺激的です。
この日本語のはどういうことかと聞かれ、わかりやすく説明する難しさ。難しいけれど、頭も動いてとても楽しい。


「文法なんてわからなくてもやっていけるし」なんて思うのはネイティブだからでしょうね。
改めて、対峙してみると難しいです、日本語。
会話するだけのアシスタントなんですが、ちゃんと勉強しなくちゃと考えています。


毎回参加できるわけではありませんが、この教室が楽しみになっています。

 

2,高齢者とボランティア

仕事からリタイアして時間が自由になった時の時間の過ごし方として、ボランティアという選択があります。
近年定年延長により、60歳から65歳のボランティアが減っているため、ボランティアに参加する人数は減っているということですが、それでも生涯現役の手段の一つとしてボランティアに参加する高齢者は多いようです。


「平成23年高齢者の経済生活に関する意識調査」を見てみます。

60歳以上の高齢者で1年間に何らかのボランティアに参加した人は全体で47%となっています。およそ2人に一人が何らかのボランティア活動に参加しています。

参加内容で一番多いのは自治会活動(男性32.9%、女性24.0%)でこれはボランティアというより強制みたいなものですが。
しかし、「自治会活動や所属する市民団体活動の一環」としてボランティア活動を始めたというのが一番多く(約35%)、次いで友人や家族からの誘い(約17%)、「ボランティア団体の呼びかけ」(約15%)となっています。
いずれにしても地域やほかの人からのつながりからボランティア活動を始めることが多いようです。


3,ボランティア活動を行うメリット


自分が社会に参加しているという意識
それに伴う自己効力感の増加
他者とのつながり
これらは簡単に予想できます。

「平成25年高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(内閣府)によると、
①生きがいをもつ
日常生活に生きがいを感じていると回答した人は全体の8割に上りますが、その割合は年々減少傾向にあるそうです。そのため、ボランティア活動を行うことで高齢者が生きがいを持つことが必要だといわれます。

②健康づくりに役立つ

高齢者は家の中でじっとしていることが多く、それにより筋力がなくなり、足腰が弱くなったり、気分沈みがちになるリスクが上がります。
ボランティア活動が、外出のきっかけとなることにより運動不足の解消と気分転換も期待されます。

③地域とのつながりができる
ボランティアをすることで、地域の人とつながりができ、いざという時協力をしてもらったり、孤独死のリスクを低めることが期待されます。



4,高齢者にできるボランティア

高齢者にできるボランティアは、経験がなくてもできるものもありますし、その方の経験によっても様々なものがあります。
地域の美化活動、病院や介護施設での補助など様々なものがありますが、自分が興味を持てること、無理なくできることが大事だと思います。

 

 

5,どうやって探すの?


先ほど、自治会活動や友人・知人の紹介でボランティアを始める人が多いと書きました。でも、そうした機会がないけれどボランティアに興味があるという方がいます。
どうやって自分に合ったボランティアを探したらいいのでしょう。


ボランティア団体といってもいろいろあります。
心配ですね。
一番最初の入口は、市町村や社会福祉協議会のボランティアセンターで情報収集したり、相談するのが無難です。公民館の掲示板や広報も情報源です。
市町村のやる講座で興味のあるものがあったら参加してみて、そこで聞いてみるのもいいでしょう。
どんなボランティア活動があるのかだけなら、インターネットでの情報収集は有効です。


6,最後に

高齢者が、残された年月をどう過ごすかは、とても大事な問題です。自分が納得できる生き方であることが重要で、趣味に生きるでも、のんびり過ごすでもいいと思います。
何かやりたいなと思うことがあるならば、ボランティアも選択肢にいれて検討してみても良いのではと思います。