ふとした拍子に老いることが不安になります。
年を取れば身体機能は低下するし、健康不安は出てきます。
今は大丈夫だけれど、人の世話にならなければならないときは必ず来ます。
その時はどうなるのだろう。
経済的にも、今後やっていけるか不安はあります。
今のところ何とかなっているけれど、将来病気や介護が必要になった時どうなるのでしょう。
環境も変化して、社会活動から離脱して、孤立していくのではないかという不安もありますし、自分のアイデンティティ何やらわからなくなってきました。
問題ばかり思い浮かびます。
でも、冷静になってみると、今現在何か問題あるんでしょうか?
ないなぁ。
仕事をやめ、介護も今のところなし。
ストレスは減りました。
時間もできて、好きなこともできるようになりました。
生活も、贅沢しなければ何とかなっています。
幽霊の正体見たり枯れ尾花
実体のないものを怖がっています。
水面に映る紅葉をみて、本当の紅葉をみていないようなものですね。
ゆらゆらゆれて、ふっと消えて、心もとない景色です。
怖がっていても、正体を見極めたらそんなに怖いものじゃありません。
年を取れば自分ではどうしようもないことは出てくるでしょう。
その時はその時。
今はほどほど健康で問題と言えることもありません。
将来に備えることは大切です。
でも幽霊を怖がって、今を台無しにすることは愚かなことだと思います。
若い時は、将来を見て目標をもって生きていくのが、充実感のある時間の過ごし方でした。
年を取ったら、あんまり先のことを考えず、今現在に集中して、毎日を過ごしていく方が、生きやすいような気がします。