2024年 日本
原作 佐藤愛子 「90歳何がめでたい」
企画プロデュース 岡田有正
監督 前田輝
脚本 大島里美
出演 草笛光子、唐沢敏明、真矢ミキ、藤間爽子他
あらすじ; 断筆宣言をした佐藤愛子は鬱々とした日々を過ごしていた。同じころ編集者の吉川信也も公私ともに悶々とする日々。ある日吉川の所属する編集部で佐藤愛子の連載エッセイ企画が持ち上がり・・・。
本は読んでいませんが、「90歳何がめでたい」はこのベストセラー本のメイキングストーリー仕立ての映画です。
草笛光子さんの90歳記念映画でもあります。
草笛光子さん、素敵な90歳です。
特に着物姿が素敵です。
私も着物きこなせたらいいなぁとおもいましたもの。
佐藤愛子さん、いくつかのエッセーを呼んでいますが、猪突猛進なパワーが小気味いいです。
そんな佐藤愛子さんのキャラクター自体が魅力的で、それをストーリーにのせ、草笛光子さんが演じていて、よく似あっています。
唐沢寿明さんはコメディだというのでちょっとから回っている所もありますが、最後は落ち着くところに落ち着きました。
楽しく観ました。
高齢者にとっては気持ちのいい映画です。
佐藤愛子というキャラクターが気持ちがいいです。
その爽快感がこの映画の良さでしょう。
年賀状のエピソードには笑いました。
タイトルロールには佐藤愛子さんの実物の年賀状が出てきて、「お茶目だな~」
高齢者だと気になるタイトルの映画です。
「高齢者の生き方」とか参考になるのかななんて。
そのせいか、観客も私と同じくらいの年齢の方が目立ちました。
愛子先生のように、猪のごとく周りをなぎ倒して生きていけたらいいね。
パワーはちょっともらえたかな。
普段私が行く映画より、観客は多かったです。