野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

特殊詐欺なんとかなりませんかね。

今日、叔母のところに様子伺いにいったら、叔母が何やら怒っている。
理由を聞いたら、最近、変な電話がかかかってくるという。
今日も午前中に
「Aさんですか、こちらBデパートの者ですが、クレジットカードで高額な品を買おうとしている人がいるのですが、おかしいので、念のため確認したい」と叔母のクレジット番号を聞き出そうとしたようだ。
朝の8時半からデパートが開いているはずないし、
「カードは持っていません」とガチャ切りしたそうだ。
先日は、買ってもいないものの料金の請求が来たり、叔母はいたくご不興だ。
フルネームで名前を呼ばれたことも、個人情報が相手にわかっているということで、不安という。


幸い被害はなかったが、高齢者を狙った詐欺が多発している。
オレオレ詐欺振り込め詐欺といった、電話やメール等を利用して金銭をだまし取る詐欺を特殊詐欺という。
警察庁によると、2020年の特殊詐欺被害は1万3526件、65歳以上の高齢者被害者が8割以上をしめる。
特に、70歳以上の女性が被害者となるケースが多い。
これは認知された数だ。


また、商品の購入にまつわるトラブルや架空請求悪徳商法も高齢者に被害が多い。

ご近所に住んでいたCさん。
独り暮らしの高齢者だ。
ショッピングセンターの休息所で一日の数時間を過ごす。
そこで声をかけられ、高価な健康食品を山のように買い、さらにその販売員にお金も貸した。
かなりの額になったようだ。
お子さんがびっくりして警察に相談したようだが、Cさんは被害を認めず、販売員をかばう。


最近の詐欺は、手口が巧妙かつ多様化している。
架空請求や、ワンクリック詐欺など、私も一時そういうメールをうけた。
本当に思わず問い合わせたくなるようなものだ。
最近多いから注意だよと、ネット仲間から聞いていなければ、問い合わせて個人情報を与えていたかもしれない。
自分も含め、特殊詐欺や悪質商法から、身を守る必要がある。


とりあえず、叔母には留守番電話にして、知らない人からの電話には出ないよう言っておいた。
どうしたらいいかわからないときは、何かする前に連絡するようにと。


特殊詐欺対応は、わかっていても引っ掛かるほど巧妙なので、対応はむつかしい。
でも、基本的な対応はきちんとしておこう。

・様子確認をきちんとすること。そうすればお互いの様子もわかる。
・詐欺についての情報を把握して、理解しておくこと。
・電話は留守電にしておく。知らない人からの電話にはでない。
・行動を起こす前に、相談窓口等に相談する。
・ATMの利用限度額を低く設定する。


普段からコミュニケーションをとって、高齢者を孤立させないことはとても大事だ。
悪質商法に引っ掛かったCさんは、自分に優しくしてくれる販売員を喜ばせたくて、部屋いっぱいの商品を購入したのだそうだ。
さみしかったんだね。