昨日、上生菓子を買ってきて、新茶をいただきました。
新茶は青みが強いのですが、まろやかさもありこの季節ならではの味と香りを楽しみました。
上生菓子は巌邑堂の季節の和菓子。
巌邑堂は浜松の老舗です。
栗蒸羊羹といったら巌邑堂という感じで人気の店ですが、最近はずいぶん攻めているようです。
紫陽花と橘と名付けられています。
透明に透ける紫陽花も捨てがたかったし、練切も食べたかったので二つ買いました。
従来、上生菓子は形で季節を表し、材料はあまり変わらない物でした。
私もそのつもりで食べました。
食べてみてびっくりです。
紫陽花酸味がある。
餡がベリー系の味と風味がします。
橘の餡はピスタチオです。
なるほど、ネオ和菓子ってやつね。
ネオ和菓子とは従来の和菓子の素材や技法をベースに、洋菓子の技法や新しい素材など様々なアイデアを取り入れて作られた和菓子を言います。
大福がフルーツ大福になっちゃったというようなものです。
今までにないような味わいになります。
和菓子は渋いイメージがあるのですが、変化しているのですねぇ。
伝統的な和菓子もいいけれど、ネオ和菓子も面白いです。
新しい試みなので、「何?」というようなのもありますが、その中から苺大福のような傑作がたくさん生まれるといいなぁ。
基本の餡子を忘れてもらっちゃこまりますけれども。
ちょっと、意外性に富んで楽しいティータイムを過ごしました。