野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

秋の気配がしますよ

昨日は、日中ひどい雨が降って、何なんだと思った。
その雨も、夕方にはやみ、穏やかな夜となった。
さすがにペルセウス座流星群は見えなかったけどね。
結構楽しみにしていたんですが。

 

雲のかかる空を眺めて、「ペルセウス座流星群、だめかー」と思ったときに気が付いた。
あれ、虫が鳴いている。
「リリリリリリリ」
えー!もう虫の音が聞こえるんだ。

虫の音と言えば、秋の季語だ。
暑い、暑いといっている間に、いつの間にか秋は近づいてきている。
そういえば、風が冷たさを含んでいるな。

 

こういう季節の変化を見つけるのは、なんだかうれしい。
窓を開けて、涼しくなった風を入れながら、虫の音を聴いていた。



季節の微妙な変化を感じるのが好きだ。
立秋を過ぎたころから、日差しは強いが風が冷たくなってきたといっては喜び、蝉の声が日暮になってきたといっては、夏を惜しむ。

もうすぐ空も、変わってくるだろう。
空が、モクモクした夏の入道雲と刷毛ではいたような雲が混在して、やがて刷毛ではいたような雲に入れ替わっていく。
こういう季節の変わり目の雲が混在する空を、「行き会いの空」というそうだ。
なかなかいい表現じゃありませんか。
この、ホンの少しの間だけの空を見るのも楽しみだ。

 

日常はほぼ同じことの繰り返しだけれど、季節は変わる。
季節は日常に変化をもたらしてくれる。
「どうかな、どうかな」と思っていて、
「あ、小さい秋見つけた」と思うのは、なかなか楽しい娯楽なのだ。

これからしばらくは「小さい秋みつけた」ごっこを愉しもうと思う。