「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」
芭蕉のお弟子さん、服部嵐雪の俳句です。
今朝庭に出てみたら、梅の枝に赤いつぼみがついていました。
梅の蕾をみると、この詩を思い出します。
「一輪ほどの 暖かさ」って本当にこの時期の空気感をしめしているようで、とても好きなフレーズなのです。
大寒周りで、寒い寒いと思っていたら、自然は春の準備をすすめています。
この一輪の枝から春が広がっていくように感じます。
私は冬のきりっとした空気が好きなのですが、寒い中、少しづつぬくもりが広がっていくような春待ち時も好きです。
一つの季節から次の季節に移っていく時の小さな変化を見つけていくのは、面白いです。
空の変化、風の変化、空気の変化、植物の変化・・楽しみです。