野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

高齢者の趣味と生活。昔ばなし大学が幕をとじます。

私の趣味の一つに再話があります。
むかし話大学という市民向けの学びの場で、昔話の本質に基づいた語り手や再話を学んできました。
私は、昔ばなしの基礎を学ぶコースから専門コースをへて、浜松の再話研究会に所属しています。
もう20年以上続けてますかね。
先日、来年の3月をもって昔ばなし大学を閉じるという連絡がきました。
次の学習会が私たちのグループ最後の学習会となります。

昔ばなし大学は小澤俊夫先生のご指導のもとで、全国で多くの方々が学んでいます。
物語の世界を構造的に学び、それをお話や再話の中で活かしていく学びの場として、長年多くの人が切磋琢磨してきました。


私が昔ばなし大学で学び始めた時、それまで子どもむけの単純な構造と思っていた昔ばなしには、口承文芸だからこその骨格があり、さまざまな特徴があるということを知って驚きました。
昔ばなしの構造に惹かれた私は、語りではなく再話を選び、昔話を再構築する学習に参加していきました。
再話コースでは、自分たちのグループでした再話が書籍の一部となることもあり、励みとなりました。

 

コロナ前は、90近くになってもキャリーバッグ一つで日本中を飛び回る先生のバイタリティに受講生はパワーをいただいてきましたが、ついに幕を閉じることになりました。
さみしいけれど、自分自身も年をとってきたし、自分自身も納め時かもしれません。