野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

秋の夜長はゆっくり音楽を聴きましょう。JINTA INTERNATIONALE大工哲弘

秋めいてきたからかな。
昨晩は秋の夜長を楽しもうという気分になりました。

静かに音楽でも聴きながら読書をしようとCDをセットし、本を開いてソファに寝そべりました。
秋だしジャズでも聴こうかと思ったのですが、疲れるなと思ってやめました。
選んだのは「JINTA INTERNATIONALE」大工哲弘です。
ジャケットを見ていたらそんな気分になったので。
私は沖縄の島唄が何となく好きなのです。


大工哲弘さんは、石垣島出身の唄者です。八重山民謡で有名ですが、その方がヤマト唄、それも時代物のヤマトの唄を歌っています。
久しぶりに聴いたけれど、独特の世界です。
しょっぱなと最後が「美しき天然」二番目が「インターナショナル」そのほかにも内容的には時代物のなかなかな曲が続きます。

「うた」にははやり歌と生活の唄の区別があるんじゃないでしょうか。
時代時代にうまれる作り手のわかる歌と、生活の中で生まれ唄われ作り手がわからないことが多い歌と。
大工さんにかかると、はやり歌めいたものでも生活の唄みたいに聴こえてきます。
選曲のラインナップは意図を感じますが、生活の唄ってそんなものだろうと思っています。

夜なので音は小さめだったこともあり、スピーカーから音が聴こえてくるというより
外で誰かが唄っているのがほのかに聴こえてくるように聴こえました。
隣の台所で食器などがカチャカチャいう音が聴こえてくるのと同じ感覚で聞こえてきます。
そういう音って普段意識しません。
自分の感覚がいつもより研ぎ澄まされるような感じです。

この唄の後は大きな音を聞く気になれず、音の出るものを消して、自然に聴こえてくる音の中で気持ちを遊ばせました。
人工的な音をたてない夜、たまにはこういう時間もいいですね。