野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お世辞も社会の潤滑油ですが、使い方に気を付けよう。

先日のこと、ある方から「声だけ聞くと30~40代だね」と言われました。

「それはさすがに・・・」
どういう意味?
ほめとるんか?
それとも姿を見ると、ばあちゃんでびっくりしたということか?
意味不明。
いくら何でもそれはないわ~。
嬉しいよりも、こんな言葉が頭に浮かびました。

たぶん、私は活舌がいいのと、声に張りがあることからでしょう、声が若いと言われます。
そこでその点をほめようと思ったのでしょうが、30~40代という具体的な年齢を入れることで過剰なほめ方になってしまったのです。
「ありがとう」でなく「30代~40代はないわ」という反応です。
「声が若いわ」だけなら「ありがとう」で良かったんです。
受けるこちらも突っ込まず、気持ちよく聞けるのです。
お世辞の言い方は難しい。

 

お世辞は心にもないことを愛想のために言うことをいいます。
相手の機嫌を取るための言葉です。
こういうと良くないことのようにも感じますが、相手と良好な関係を保つための社会の潤滑油ではあります。
だから、心にもない事とわかっていても、褒められればうれしい。
「良好な関係を作ろうとしているんだな」って。
でも、ピントが外れていたり過剰だったりすると、逆になんだか嫌な気持ちになることがあります。


相手の機嫌を取るための言葉ですから、相手を不快にさせたら逆効果です。
ほめる内容が、相手に突っ込みすぎたり過剰にほめたりするのは、相手を不快にさせることがあります。

お世辞なんて挨拶程度の意味合いですから、中身を持たせちゃダメだろうなと思います。
当たり障りのないほうがいい。
突っ込みどころがあっちゃダメでしょう。
それなら言わない方がいいだろうな。

 

そんなことを思いました。