野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

年の初めに、60代、老いと死と、そして生を考えた。

死について考えたり、死を恐れるのは60歳代に最も多く、年齢とともに減少傾向をしめす(荒井保男「老年期と死」)
60代は様々な喪失を実感する年代であり、そうした環境変化に適応するための不安定な状態から、死や老いを考えることが多くなるという。

私も、まさにその状態なのだろうなと思う。
死や老いを考えることが多い。
ことに、身近な人の死にであったり、災害で多くの人の死を間接的にではあるが知ると、死について考える。

ただ、最初の頃の老いや死を恐れる気持ちから少しづず変化している。
老いや死を恐れるより、死に至る残りの生をどう生きるかという方向にだ。
老いや死に対する恐怖がきえたわけではない。
自分の死にざまを考えて、あらまほしい死にざまを考えることはある。
でも、特別なことが起こらなければ、今すぐ死ぬわけではない。
ならば、今を楽しく生きたほうが精神衛生上もよさそうだ。

だから、どう生きるかを考える。
でも、自分が満足できるためにはどうしたらいいか、これが難しい。


何かやろうとしても、先がないとか、やってみてどうなるとか余分なことを考えてしまう。
自己実現とか達成感とか余分なことを考えてしまう。
自分の価値観の再構成が必要なんだろうなと思う。

 

現在の高齢期をどう生きていくか。
考えるだけでは始まらない。
考えながら行動していく。
とどまっていては、変化はない。
動くことで変化は起こるだろう。
失敗したって、大したことはない。
そうしたら、何かが見えてくるかもしれない。
それを期待していこう。