野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

昨日は金継ぎ。

昨日は、金継ぎ・蒔絵の教室がありました。
最近は金継ぎばかりをしています。

金継ぎは、自分の好きな器が破損した時修理出来て実際的です。
簡単な直しならコツコツと手順を踏んでいけばできますし、役に立つ技術です。
漆の固まるのを待ちながらするので、時間がかかりますが、私のようにのんびりやるにはちょうどいいです。
細かい作業ですが、そのことで集中できて心が落ち着きます。

 

割れた器の
補正→脱脂→吸い止め→割れた面の接着→余分な漆のふき取り→テープで保持→はみ出た漆の落とし→欠けを埋める(下塗り)→下塗り研ぎ→中塗り→ひびの補強→中塗り研ぎと現在ここまで進んできました。
つまり、漆で器のかけをくっつけたってことですね。

後は、加飾と言われる金粉をつける作業です。
欠けて継いだところに漆を塗って、程よく固まったら、金粉をつけます。
それで完成。
どういう感じになるか楽しみです。


自宅の破損した器を繕うだけだと、そんなにやる必要もないわけで、たまにやるだけです。
金継ぎのためにわざわざ器を買ったり壊したりはしませんからね。
だから簡単な物しかできません。
それでも金継ぎという作業は好きです。


蒔絵も楽しくて、小さな手板に季節の飾り物を描いて飾っていますが、物足りなくなってきました。
飾り物には限界があります。
食器も軽い漆製品に変えていきたいけれど、柄はいらないので蒔絵の出番はなさそうです。
使いでのないものに興味がわかないのです。
漆は可能性としては様々あるはずなので、いろいろ使えるはずです。
もっと自分の愛着の持てるものをつくれないか、そんなことを最近考えています。