野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

高齢者と食事の楽しみ。孤食について。

先日叔母の病院に付き添った帰りに病院内のレストランで食事をしました。
2人してオムライスをいただきました。
その時叔母がしみじみ言いました。
「おいしいねぇ。こんなおいしいものは久しぶりだ」って。

 

現在宅配のお弁当を取っています。
味見して、おいしいと思えるものをとっているのですが、飽きるのだそうです。
食事の楽しみというものが減っているようです。

 

叔母は足が悪く、今回の病気のこともあり、外出して買い物をすることが困難です。
生協の宅配を利用していますが、料理はそれほどしなくなりました。
全くしないわけではありません。
簡単なみそ汁くらいはつくりますし、なますとか簡単な作り置きもします。
でも、このままでは、食生活がどうなるかということで、お弁当を毎日1食配達してもらうことにしました。
最初は、2食とも思っていたのですが、お弁当を全部食べ切れなくて2回にわけて食べたりして1食残ってしまうということもあり、1食にしました。

朝はトーストを茹で卵や果物と食べ、昼はお弁当、夜は作り置きや買い置きしてある惣菜やみそ汁、豆腐など簡単に準備できるものを食べています。
できるだけ手のかからない豆腐やシラスなどは冷蔵庫に常備するようにしています。
私が行くときは昼ご飯を持っていき、一緒に食べるのでお弁当は夕方になります。
そのほか、時々近所の方や知人が差し入れをしてくれたりします。

 

でも、栄養バランスは考えるようにしているのですが、一人での食事は食欲がわかないようで、食べる喜びというのが減っているようです。
誰かと一緒に食べると楽しく食事がおいしいようです。

 

一人での食事を孤食と言います。
70歳以上の男性の15.3%、女性の23.4%(農林水産省共食や孤食に状況より)が孤食なのだそうです。
孤食は、一人暮らしの高齢者が増えていることから増加傾向にあります。

 

私は、自分だけのために食事を準備するというのは、気分的に面倒です。
適当でいいやとなってしまいがちです。
まして、高齢になり体を動かすのが大変になってきたらなおさらだろうなと思います。

外に出ることもなく、刺激の少ない毎日の中の食事くらい楽しみたいものですが、毎回一人だと、食事というよりエサになりそうです。
私のような人は意外といる気がします。

そんな食事は楽しくないし、栄養バランスも崩れやすくなりそうです。
食事は楽しく食べたいものです。

 

私が、孤食になる日がいつか来る可能性は大きいです。
孤食をつまらないものにしないためにはどうしたらいいかな。


まずは自分のために作るモチベーションをあげてまともな食事を作ることです。
ブログに作ったものを毎日アップしていけばいいかもしれません。
面倒ですが、張り合いになるでしょう。
私が一人暮らしになったらそんなことを始めるかもしれません。

いつも一人で食べるのがイヤだとは思いません。
ただ延々と独りが続くのはイヤです。
たまには一人でない食事がしたいと思うこともあるでしょう。
オンライン食事会の仲間を作っておいてもいいかもしれません。
オープンスペースにしておいて、いつでも気の向いた時にさんかできるような。
通所施設のようにずっと一緒に場を共有するのは億劫でも、食事の時だけオンラインで顔を見ながら食事するなんて言うのは、話の合う人となら楽しいかもしれません。
こんなの作ってみたなんて見せるために食事を作るのを頑張るのもいいことでしょう。
共食は家族とだけでなくてもいい。

 

たぶん、色々なやり方があるでしょう。
気力があればね。