イースターパレード 1948年アメリカ
監督 チャールズ・ウォルターズ
脚色 シドニー・シェルダン、フランセス・グッドハケッ、アルバート・ハケット
制作 アーサー・フリード
撮影 ハリー・ストラドリング
作詞・作曲 アーヴィング・バーリン
振付 ロバート・アルトン
出演 ジュディ・ガーランド、フレッド・アステア、
ピーター・ローフォード、アン・ミラー
あらすじは、人気ダンスコンビの相方に去られたアステアと新しいパートナーに選ばれたジュディ・ガーランドの成功と恋の物語
TOHOシネマズは「午前10時の名画館」でしたか、何年も前から、古い名画を上映しています。
今度、東京テアトルのセレクションで名作や隠れた傑作を上映するプログラムができたようです。この作品はテアトルクラシックスの第一弾。
「愛しのミュージカル映画たち」というシリーズの6作品のうちの一つです。
ビクター/ビクトリアを除くと、戦後すぐに上映されたような古典的な作品たちです。
つまり、ミュージカル全盛期の作品群ですね。
若草の頃、イースターパレード、パリのアメリカ人、紳士は金髪がお好き、上流社会、ビクター/ビクトリア。
ビクター/ビクトリアを除く5作品はすべて映画館で観ています。
さすがにリアルでなく名画座ですけれど。
懐かしくなっていってきました。
まずはイースターパレードから。
ストーリーは単純ですね。
ボーイ ミーツ ガールもの。
それにバックステージ物の風味をそえて。
ストーリー以上に、音楽とダンスを楽しむものですから、単純がいいのです。
とはいえ、話の流れがお茶目です。
シチュエーションなどに、ニヤリとさせるものがあります。
脚本がいいんだろうな。
主役の二人とアン・ミラーは歌とダンスの名手です。
フレッド・アステア、キュウリ叔父さんと呼んでいます。
踊ると、唯一無二。ほかの人にはまねできないダンスです。
これはすごい。
ドラムクレイジーのドラムを使ったダンス、ステッピング アウトの階段の使い方、道具の使い方がうまいけれど、道具をつかって、アステアと同じように見せられるかというと、難しそう。
ジュディ・ガーランドは歌い声に魅力的を感じます。
あれ?
聴いていると、ちょっとライザ・ミネリににたところも・・
親子ですから、にていても不思議はないのですが。
歌と踊りに身をまかせ、うん、楽しみました。
蛇足ですが、面白いなと思うことがもう一つあります。
1960年ころまでのアメリカ映画のラブコメ、男性は中年、女性は若いというくみあわせですね。
スターたちが叔父さんだったからかな。
男の魅力は若さでなく、充実度だったのかもね。