野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

老いて、状況の変化とそれに関する適応はどうだろう。

老年期に入って、これまでの性格が大きく変わったわけではないけれど、生き方が変わってきました。

状況が変わっているのだから、考え方も変わってきているということでしょう。
ただ、状況が変わって、それをどうとらえるかという考え方は、人により様々です。
パーソナリティにより考え方と適応に関する類型もあるようです。(Reichard,s.による分類)
①成熟型       適応  知的で統合された人。
②依存型(楽隠居型) 適応  依存して楽に暮らそうとする楽観的で現状満足。
③防衛型(現役型)  適応  現役であることに執着する。
④敵意型       不適応 価値観が一方的、柔軟性がみられない。
⑤自責型       不適応 悲観的で後悔の念を引きずる。

①②③なら問題ないようです。
私は②に近いかな。

 

高齢期の状況の変化を一般的に言うと次のようなことです・
社会的引退、経済力の減少、健康力の衰えの三点セットです。
長所として考えると、自分の時間ができる、人間関係を選べる、ということでもあります。

 

私の状況とそれに関する適応状況を簡単に見てみます。

若いころの体力や健康はなくなってきたけれど(状況の変化)、その分、健康であることのありがたさを感じ大事なものが変わってきて(認知の変化)、自分を大事にするようになりました(行動の変化)。
そうできる時間が増えても来ましたしね。

 

以前のように物事をどんどん進めなくなった代わりに、攻撃的でなくなりました(行動の変化)自分を守ろうと鎧でがちがちに装備する必要がなくなったからかもしれません(状況の変化)

仕事や人付き合いのように、強制するものがありませんから(状況の変化)、多くの時間や物事を自分でコントロールしなければなりません(認知の変化)。自立を意識し行動するようになりました(行動の変化)

 

未来というものが見にくくなった分(状況の変化)、現在を大事にするように意識がかわってきています(認知の変化)
その結果、あれもしなくちゃ、これもしなくちゃという追い立てられる感覚が減ってきてその意味でのストレスが減りました。
そして、人の評価が以前よりはという限定付きですが、気にならなくなりました。


お金に関しては、当然収入は減りました(状況の変化)
今までどんぶり勘定でしたが、必要性を意識して使うようになりました(行動の変化)何に使ったのかわからないというようなお金が少なくなりました。仕事をしていたころに比べ、出費も減っています(状況の変化)

 

孤立化は避けたいのですが、人づきあいに関して苦手意識は強いです。現状引きこもり生活を謳歌しています。

 


少しづつ現状に適応しているようです。
これからも、状況が変化するたびに、いろいろ変化すると思いますが、何とかネガティブにならないように生きていきたいと思っています。