野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

昔、本で知ったお菓子「ハルヴァ」を食べてみた。

冷蔵庫を整理していたら、四角いプラスティックケースが出てきた。

 

何だろうと思っていたら、ハルヴァ。
忘れていた。

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ハルヴァ。
西アジアからアフリカ、ロシアくらいにかけて作られているお菓子だ、
ゴマや穀物、ナッツ、果物などで作られている。

昔、米原万里さんのエッセイ「旅行者の朝食」に出ていた。
子供の頃食べた味が忘れられず、探しまわったことが書いてあった。
それを読んで、私も食べたいと思った。
ずっと忘れていたが、去年はじめ、東京ジャーミーに行ったとき、売店に売っていて、それを見て思い出し、買ってきたものだ。

賞味期限をみたらまだ食べられそうだ。

何と言ったらいいのだろう。
ゴマの風味がまず来る。
ピーナッツバターを固めたような味。
触感はメレンゲ菓子のようにサクッとした軽い感じ。


ピーナッツバターやゴマペーストが好きな私は、好きな味だ。
でも甘くて沢山は食べられない。
ほんの少し、つまんで満足できる感じだ。

 

本を読んだり、映画を観ていると、時々知らないおいしそうな食べ物が出てくる。
そういうのを見ていると、食べてみたいなと思う。
昔は身近になかったが、何かの拍子に出会うことがある。

 

「ジョンとメリー」という映画だった。
ダスティン・ホフマンミア・ファローの二人芝居。
その中に、レモンスフレが出てきた。
すぐに食べないとしぼんでしまう、焼き立てのスフレ。
おいしそうで、唾を飲み込んだ。
でも、焼き立てスフレなど、その頃はありはしない。
それが何十年とたち、初めて、焼き立てのスフレに出会ったときは、うれしかった。

 


日本にはいろいろな国の食べ物が入ってきている。
本や映画で見てあこがれた食べ物に出会うと、「これはあの時の・・・」とワクワクする。
最近は、時々そういうチャンスが多くなって楽しい。