野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

やりたいことを楽しもう。満開の桜を満喫。大井川鐡道と桜。

1月にツレが大動脈解離で倒れてから、「何時何が起こって、どうなるかわからないな。」という気持ちを実感として感じています。
「やりたいことは、やっておこう」っていう気持ちが強いです。
1月以来、お出かけ中に再発したらという思いがあって、なかなか遠出はできませんが、近間からおそるおそるお出かけするようになりました。

ということで、桜狩です。
去年は岐阜の淡墨桜を観に行きました。
今年は、大井川鉄道の家山の桜のトンネルが満開になったと聞いて、昨日行ってきました。

大井川鐡道は鉄道ファンの間では人気のあるローカル線です。
SLの通常運行で有名ですし、小さな子供には期間限定のトーマス電車で人気があります。
鉄道好きの中には、旧型車両がたまらんという人もいます。
景色も、絶景で有名な奥大井湖上駅など見どころの多い路線です。

見どころの一つに、春の桜トンネルがあります。
桜のトンネルを行くSLは絵になるので、この季節になると多くの観光客を集めます。
私もツレと桜トンネルを電車で通過してみたいと出かけました。


浜松からJRで金谷まで行き、金谷から家山まで大井川鐡道で行きます。
金谷に着くと、家山行の電車が待っていました。
21000系車両、通称ズームカー。
昭和33年に作られ南海電鉄で走っていた車両です。
レア車両です。

古い車両ですから乗り心地がいいわけないのですが、いいのよ。
家山まで30分程度ですから。
古い車両に独特の走行音が、なごみます。
桜トンネルは、電車に乗っているとあっけなかったです。
こういう物は外から見たほうが絵になります。



家山に降りてから歩いて桜トンネルにいって、電車が通るのを見ました。
あと30分ほどでSLが通ります。
カメラを抱えた人たちが沢山待っています。
私は、30分も待つ根性はないので、家山の他の桜を観に行きました。
家山は川沿いや丘の上など、歩いて10分ほどの所に桜の名所が点在しています。
花見をしながら1時間ほど、雨が降ってきたので、家山駅に戻って昼ご飯を食べることにしました。
家山は山の中、雨に煙る山々は水墨画みたいで、その中の桜も幽玄な感じでなかなか良かったです。

帰りは、EL(電気機関車)のひく旧国鉄車両に乗って新金谷まで、新金谷からは21000系電車(旧近鉄車両)に乗って金山で戻り、そこからJRで浜松まで戻りました。
JRの車窓からもあちこち満開の桜が見られて、大満足の花見でした。