中島みゆき｢劇場版ライヴ・ヒストリー2｣に行きました。
映画館に行くのですが、観るというのとは違う。
聴くというのとも違う。
行きましたとしかいえません。
中島みゆきの歌に包まれた90分です。
ＭＣなし。
歌だけで構成されています。
圧倒的です。
中島みゆき・・
子供の頃初めて「時代」を聴いた時、いいなコレと思いました。
それ以来、子どもには暗めの恋歌の時代についていくのはしんどいこともありましたが、いいなと思う歌が続き、現在に至ります。
好きなのは、名もない人の人生の断片を詠う歌です。
「ちょっとねえ」といいたくなる人生でも、その歌からそんな人生への肯定感を感じます。
それに共感を感じ、力づけられてきました。
中島みゆきの歌には詩の力っていうのを感じます。
そういう風に、私は中島みゆきの歌を聴いてきました。
今回の映像は過去のベストです。
選曲もよし。
私の好きなタイプの歌が多いです。
なんて力強い声なんだろう。
バックコーラスや演奏もいいのです。
サックスソロやギターソロも楽しい。
考え抜かれた構成なんだろうなというのが伝わります。
そうして歌の力を堪能してよい気分になりました。
２０２０年にラストツアーが行われたので、今後ツアーはないでしょう。
でも、
先日、あるブログで８０を過ぎたディオンヌ・ワーウィックのライブ映像をみました。
若い時とは違う年を加えた趣がとてもよかった。
中島みゆきもライヴを止めるわけではないでしょう。
今後、さらに年を加えた中島みゆきがどんな境地に達して、どんな歌を作っていくのか、みてゆきたい思います。
