野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

加齢と老眼

リタイアしたら読書三昧で暮らそうと思っていた。
ところが、老眼が進んでいて、字がはっきり見えない。
本を読むのがつかれる。

中近の眼鏡を作っていた。
狭い視野で一行ずつ読んでいくのは構わないだろうが、私の読み方は斜め読みだ。
一行ずつ順に読んでいく習慣はない。

ものすごく読みづらい。

そこで老眼鏡を作った。
視野が広がり、若いころのようなわけにはいかないが、本を読むのは楽になった。
ところが、同じ近でも、パソコンには焦点が合わない。
資料をみながらパソコンを使うのができない。
違和感を感じてとても不快だ。

仕方がないので、パソコンと本の両方に焦点を合わせることができるように近近の眼鏡を作った。

 

こうして現在は、普段用の中近の眼鏡。
読書用の老眼鏡。
パソコンを使う時や学習用の近近の眼鏡。
遠くを見られるように近眼用の眼鏡。
4つの眼鏡を使い分けている。

度は合うようになったが、若いころと比べ、目が疲れやすくなっている。
目の疾患も出てきた。
本も一日一冊がせいぜいだ。

健康な人間でも、年をとると、こうした不便さが増えてくる。

若いころには加齢による身体の衰えを考慮に入れることなく、老後にやりたいことを考えていた。
だから、今、自分のやりたいと思っていたことも、修正しながら現実に適応させていっている。
気分が若い時のままでも、体が現実を教えてくれる。
こうして折り合いをつけながら、私は老いのアイデンティティを形成していくのだろうなと思う。