野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

奈良旅 一日目 興福寺から東大寺あたり ちょっとずらし旅 

3日ほど奈良にでかけました。
興福寺の塔が来年一月から工事に入ると聞いて、しばらく見られなくなるだろうから行ってみようと思い立ったのです。
18切符を使ったノンビリ旅です。

 

朝ゆっくり出て一時過ぎに奈良に着きました。
ホテルに荷物を預けて奈良観光の始まりです。

 

一日目の行程

興福寺の五重の塔がメインですから興福寺を回って、あとは適当に回って日の入り前に二月堂に行って奈良の日の入りを見るというのがざっとした計画です。

興福寺

塔の全景が移っていませんが・・・

興福寺は門構えもなくどこからでもふらりと入っていけるのですが、一応猿沢の池側の階段を上って塔にでました。
このアングルが一番見ごたえがあるような気がします。
国宝館はじっくり見たいので、今回はパスです。
興福寺は中金堂の再建もなり、伽藍配置も整ってきて、見ごたえアップしました。

 

町並みを楽しむ

興福寺をざっとめぐって、二月堂方面に移動です。

ここからは、奈良の小路をいきます。
奈良は何気ない町並みに魅力があり、そういう町筋をブラブラするのが楽しいのです。

 

吉城園

少し疲れてきたので、吉城園の庭園を眺めながら休むことにしました。
お隣の依水園・寧楽美術館で青銅器をみたいとおもったのですが、このD日はお休みです。
吉城園は興福寺の子院が大正期に個人の所有となり、建物と広大な庭園が建てられたもので、現在は奈良県だったか奈良市だったかの所有です。
木戸を開け自由に散策させていただけます。
3つの異なる庭園が見事です。
庭園部分でない所は現在森トラストと県だか市だかとの共同で再開発中で、超高級ホテルが建てられる予定だそうです。
今後、この庭園を自由にみられるかどうかわからないので、今のうちに見ておこうという気持ちもありました。

 

入江泰吉旧居

吉城園散策の後は、前の小路を北にまっすぐ向かうと戒壇院に出ます。
そこを拝観して二月堂に行こうと思っていましたが、途中の素敵な民家の前でツレが立ち止まりました。
入江泰吉旧居跡」
ツレはDIYが好きなだけあっていろいろな建物を見るのが好きです。
見学できるようなのでお邪魔しました。
係の方が案内してくださった後に、「このソファーに先生がお座りになり、志賀直哉などの文人とお話なさったのですよ。お座りになってゆっくりしていってください」と言われ、座り心地のいい青いソファに座り、写真集を見てゆっくりしていたら、時間がたってしまいました。
この建物は、吉城園の建物を移築したもので、もともとはお寺さんだったそうです。
それを応接間やアトリエなど洋風を加味した、懐かしいような居心地のいい住宅です。
それにしても、志賀直哉といい、入江泰吉と言い、昔の文化人はいい家に住んでいるなと感じました。

ノンビリしてしまったので、日の入りが近くなっています。
戒壇院はあきらめましょう。
そのまま北上して、戒壇院の横を通り大仏殿の裏の通りに出て、そこから二月堂に直行です。

 

二月堂

見上げると、もう灯りがともっています。
4時50分
暗くなるのが早いです。
それでも、日の入りには間に合いました。
山の背に雲がかぶって夕焼けはあまり見えないのですが、雲の合間からきれいな赤が見えました。
お参りをして、ここから奈良を一望して、暗くなった興福寺をもう一度回って、初日はおしまいです。

 

旅の食事

私の旅は食べ物に関しては、贅沢するか適当かどちらかです。
今回は適当でした。
一日目の食事は、遅く起きて、そのまま家を出ているので朝食は無しです。
在来で大垣まで来た時にブランチで卵かけご飯を食べました。



それからは6時過ぎの夕食まで何もなし。
夕食は、何となくネギ焼きとビールが食べたいとなったので、東向商店街の「おかる」というお好み焼き屋さんにいって、ネギ焼きとビール。

ここのは表面こんがりで中の具合も好みで好きなのです。
奈良に来ると一回はここにいきます。

食べたいものが食べられたので、それで満足(#^.^#)

あとは、ホテルに帰ってのんびり・・ですが。
ホテルからの眺望が素敵でした。
興福寺の五重の塔や中金堂が見える部屋で、ライトアップされた塔を存分に楽しみました。