野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

静岡県西部お勧めスポット。遠州三山めぐりをしてきました。

昨日は妹が帰省してきたので、ツレと三人で遠州三山をめぐりました。
法多山尊永寺、医王山薬王院油山寺、可睡斎の3つのお寺です。
妹の到着が昼前となったので急ぎ足でしたが、どの寺も大寺ですし、趣が異なり楽しめました。
車なら寺間は交通が渋滞していなければ20分程度で行けます。
お寺めぐりが好きならば、遠州地方(静岡県西部地域)にきたら遠州三山めぐりはお勧めです。

 

紅葉が見られるかと思っていたのですが、今年は温かくて、やっと色づき始めた程度でした。
三山ではご利益紅葉めぐりというイベントを行っています。
「三山の紅葉の時期の特別御朱印をあつめて記念品をもらおう」ですね。

 

法多山尊永寺

高野山真言宗の別格本山です。
ご本尊は正観世音菩薩様、厄除け観音様と言われています。
子供の頃の実家の初詣はいつもここでした。
昔から慣れ親しんだお寺です。
以前は12坊の法灯があったそうですが、明治に朱印地を変換して尊永寺となったそうです。
お寺さん本来の行事のほかに、様々なイベントがなされ、昨日は和傘アートというライトアップイベントをしていました。
今日11月19日はスカイランタンというイベントがあるそうです。

 

 

医王山薬王院油山寺 
ここも行基様開山といわれる真言宗のお寺です。
ご本尊は薬師瑠璃光如来
目の薬師様として、当地方では信仰されています。
妹が目の手術をしたので回復を祈っていきました。
三山の中ではいささか地味ですが、山全体が霊域で緑が深く、広い境内に様々な建造物がある清々しいお寺さんです。

 

 

可睡斎

僧堂宗の専門僧堂であり、秋葉三尺坊大権現のご神体を祀る祈祷道場でもあります。
この寺も、初春にはひな祭りイベントで大量のお雛様が見事に飾られていたり、花の寺として有名なので、初春の室内ボタン、春のボタン、初夏の百合など催しがよく行われています。
精進料理でも有名です。
でも、少し時間をずらしていくと、雲水さんが作務をしている姿が見られたりして、修行の場なのだなということが垣間見られ、そんなところが面白いです。

 

 

三山めぐりのお食事は


可睡斎は精進料理でも有名で、予約すれば精進料理がいただけます。
ただし、時間は指定です。
季節限定のボタン膳と百合膳と吉祥膳ならば、予約なしでもいただけます。
私は百合の頃に百合を見がてら、ゆり膳をいただくのを楽しみにしています。
値段もリーズナブルですし時間の縛りも昼頃の一定時間なら可なので気楽です。
百合膳の今年のお値段は1500円
予約の膳は2000円~3500円の範囲でいただけます。
雛膳だけが2名以上で3000円です。
都会のお寺の精進料理と比べるとリーズナブルでしょう?

 

法多山でも土日だけ一乗庵で「ごりやくカフェ」がオープンします。
11:30と13:00の二回に分けて精進料理ではありませんが、お寺ランチがいただけます。予約しなくても空きがあれば食事できますが、予約した方が確実です。
今年の値段は1600円。
お洒落なカフェご飯です。

 

今回は時間が不定だし特別膳の季節でもなかったので、近くのお茶屋さんのカフェでおにぎり膳を食べたんですけどね。

 

スイーツに関して絶対落とせないのが、法多山の「厄除け団子」です。
お参りを済ませて、境内の茶店でいただきました。
自販機で券を買って食べるシステムです。
一人前200円です。

 

季節限定御朱印をいただいて、記念のしおりをゲットして、いい気分で浜松に戻り、夜はやっぱり鰻でしょ。