野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

この手をみたら。手は口ほどに物をいい。

11月11日、ポッキーの日です。
昨日は、いい手の日でした。
1(い)1(い) 10(テン)→いい手です。
無理やりだな(^▽^;)

 

いい手かぁと考えてみました。

うろ覚えなんですが、昔見た写真集を思い出しました。
タイトルは「その手をみせて」だったような気がするのですが、はっきりしません。
様々な女性の手を移したものでした。
輪島の行商の方やらなにやら働く女性の手とご本人の写真が写っていました。
肉厚で無骨な手と被写体の笑顔と。
自然な笑顔と手の表情が相まって、被写体の人となりが垣間見られるようでした。
いい写真集だなと思ったのと、いい手だなと思ったのはおぼえています。

オマール・レダという写真家がいます。
ネットで作品をみられます。
2016年からアフリカの人々の手を取り続けている写真家です。
手だけ。
手は、その人の生活を雄弁に物語るようです。

 

手は、毎日様々な仕事をし、その痕跡をのこします。
手をみればその人の生きてきた道がわかるとはよく言われます。
がっしりとして節くれだった手は肉体労働にたえてきたのでしょう。

 

人の手を見るのは存外面白い。

 

私の手はどうでしょう。
「何もしてこなかった手だね」と言われそうです。
皺っぽくなっていますが、節もなく柔らかそうな手です。
肉体労働はしたことのない手です。
それでも、何もしなかった手ではなく、仕事や家事で働いてきたことがわかる手です。
きれいじゃないけれど、頑張ってきた手です。
何となく、自分の生きてきた道にふさわしい手のような気がします。

 

そんな風にかんがえていたら、皺っぽくなってきて嫌だなあと思っていた手も、何となく愛しいものに思えてきました。