野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

久しぶりに肉じゃが作りました。そこから和食について連想しちゃいました。

今日は久しぶりに肉じゃがを作りました。

「肉じゃが、定番でしょ」とおもわれる方もいるかもしれません。

でも、暑い時期は、食べ物が傷みやすいのであまりしません。

 

煮物は、時間をおいて味がシミシミになったものが美味しいですから、作り置きたいので、食べ物が傷みやすい暑い時期はあまりつくりません。
冷やしてたべられる冷やし煮染めやラタトゥイユくらいかな。

 

涼しくなってきたので、昼前に肉ジャガを作って、味を染みさせ、夕飯でいただきます。
行儀が悪いのですが、牛丼のように汁といっしょに肉ジャガをご飯にのせて食べるのも好きです。
野菜が多いので、自然の甘味であっさりしていて、牛丼より好きかな。

 

 

若いときは断然お肉や洋風のおかずが多く、煮物はあまり食卓にのぼりませんでした。
年を取ってきたら、肉ジャガだったり、鳥肉とジャガイモを炊いたり、大根を厚揚げと炊いたり、シンプルな煮物が食卓に出ることが多くなりました。
そうしたものが、美味しいなと感じるようになってきたのです。

 

若いときは、全然違いましたね。
私は、若い頃って、和食より、肉なんかの方が好きでした。
そういうのって、多いんじゃないかと推察します。

 

 

さて、和食。

 

ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
豊かな自然に寄り添った食文化としてです。
①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重、②健康的な食生活を支える栄養バランス③季節の表現④年中行事との密接なかかわりが特徴なのだそうです・
確かに季節感など優れものの食文化だと思います。

でも、家庭の食卓から、和食は明らかに減少しています。

 

子どもはハンバーグやカレーや揚げ物など好きです。
子どもが喜べば、お母さんは子どもの好きなもの作るでしょう。

煮物は、ちゃんと作れば、素材を入れるときをずらしたり、煮込み時間もかかるし、面倒な印象もあります。
一汁三菜、大変そう。
ワンデイッシュの方が楽なような。
(慣れればどうってことないのですが)

 

こう考えると、和食離れってするだろうなぁと思います。
日本の食文化って、間違いなく変質しています。

 

別に悪いことではないけれど、もったいないなと思います。
だって、伝統的な日常の食生活は、何やら良さげなものじゃないですか。

 

 

私は、それでも、子どもの頃、和食中心の惣菜を食べて、好みかどうかはともかく、日常の和食を知っていました。
だから、年を取って、和食回帰は難しいことではありませんでした。

 

さて、お母さんが和食を作らずに育てられた子どもは、将来どんな食生活になるのかな。