野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

終活サポート事業について知りたい。

昨日ブログをみていたら、「90代のおひとり様が自分の終活を不安に思っている。だから・・」というようなエントリーを読みました。

年をとって、思うように体が動かなくなった時、自分にもしものことがあったらあとをたのめる人がいないというのは不安なものでしょう。

 

子どもがいれば、いざという時の施設の入所手続きや、葬儀や死後の事務手続きなどはしてくれるでしょう。
それは一つの安心です。

家族というのは小単位の援助組織ですから。

しかし、家族の在り方はどんどん変わっています。
今後どうなっていくやら。

家族が変わっていくならば、社会もそれに対応していかなければならないと思います。

「自分が頑張る→ダメなら家族に助けてもらう→社会資源」というのが今までの順序でした。
これからは
「自分が頑張る→社会資源」くらいに考えておいた方がいいかもしれません。
もし家族や親族が助けてくれたら、それは感謝しようってね。
そのくらいの気持ちでいたほうがいいかもしれません。

 

 

母の亡くなったすぐあとくらいに、一人暮らしの知人が亡くなりました。
私と年の変わらない知人でした。
脳卒中で倒れて、その時は回復したのです。
自宅に戻ってまた倒れ、亡くなりました。
親戚はいるけれど、彼女は親戚には頼りませんでした。
最初に倒れる前に、民間の終活サポートサービスと契約していました。
事業者は介護契約をサポートし、亡くなってからは葬儀・手続きも代行しました。


家族がいなくても終活のサポートはできるんじゃないかと感じました。
ただし、民間の事業者ですからお金がいります。
お金さえ支払えれば何とかなりそうです。
お金がない場合は?

 

まだ極めて少ないのですが、自治体が終活サポート事業をやりだしました。
多くはエンディングノートの配布くらいですが、葬儀の生前契約や死後事務の委任契約をするための司法書士紹介などエンディングサポートをする自治体も出てきました。
神奈川県の大和市などです。

需要はあるでしょうから、今後、自治体の終活サポート事業は増えていくでしょう。

 

子どもがいない場合、身内でも、自分の兄弟くらいまでなら頼めるかもしれません。
普段からかかわりを持って関係性ができていれば、甥や姪にも頼めるでしょう。
ですが普段からかかわりを持たない身内に世話をたのむのは言い出しにくい。
薄い縁にすがっているのはかえって不安な気がします。

 

それならば、こうした制度の情報をしっかりつかんで利用していく方が、私ならば安心です。

 

 

高齢者などの支援に関しては、社会福祉協議会も高齢者相談サービスをしているようですし、成年後見制度というのも気になります。
元気なうちにいろいろな制度を調べておく必要がありそうです。

 


これからも、どんどんいろいろな仕組みはできていくでしょう。
そうした情報を逃さないようにしていくこと。
介護の必要な高齢者から目をそらさずに、自分の行く末をしっかりみて、何が必要か理解して、覚悟をしておくこと。

 

今、私が心がけようと思っていることです。