イギリスの翻訳ミステリーを読んでいた時、ある個所で目が留まりました
ルイス夫人は午後九時ちょっと前に帰宅した夫を見て上機嫌なのに気づいた。エッグ・アンド・チップスを用意しながら、彼女はモース主任警部が自分の夫に、時々だが、こんなよろこばしい効果をあたえ得ることにあらためて驚いた。
(別館三号室の男 コリン・デクスター ハヤカワミステリ より)
どこで目が留まったのかって?
「エッグ・アンド・チップス」ですね。
本の最終ページ
彼自身には細君がエッグ・アンド・チップスを用意しているだろう。ルイスはこの上もなく楽しい気分になった。
この文章で終了です。
ここにもエッグ・アンド・チップスがでてきます。
エッグ・アンド・チップスってどのようなものなのでしょう。
フィッシュ・アンド・チップスなら知っていますがね。
検索してみました。
情報少なっ。
それでも正体はわかりました。
目玉焼きとポテトフライ。
イギリスの典型的なお惣菜の一つらしいです。
夕飯には質素すぎないかと思ってしまいました。
さらにおまけでわかったことは、ジョン・レノンの好物なんだそうです。
ジョン・レノンがねぇ・・・
目玉焼きもポテトフライも好きです。
たまにならこんなのもいいけれど、続けてでてきたら文句をいいそうです。
イギリスのお隣のフランス。
メグレ警視の食卓はずいぶんと豊なんですけれど、イギリスの食卓ってこんなものなのかなぁ。