野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

3年ぶりの夏の花火見ました。

夏も秋へのバトンタッチの準備をはじめました。
京都では五山の送り火が終わると夏が終わると聞いたことがあります。

お盆は立秋の時期でもあり、お盆が過ぎれば秋近しと考えられますね。

浜松は、コロナの前は、夏は毎週のように花火大会のあった花火大好きな土地柄です。
6月終わりか7月の初めころから始まって、お盆の休日のどこかでおこなわれる中野町の花火が大きな花火大会の最後です。。

昨晩はお盆の日曜日。
中野町の花火大会が行われました。
3年ぶりです。
町内主催の花火大会なのですが、一町内がやるにしては4000発という破格の数の打ち上げです。
長い歴史がある花火大会であり、今年は開催と聞いて楽しみにしていました。

会場に行く方が迫力がありますが、家のベランダからも見ることができるので、そこで楽しむことにしました。

ビールと蚊取り線香をもってベランダに行きました。
コールマンのリクライニングチェアに寝そべり、のんびり鑑賞です。
にぎやかな会場で大勢と気分を共有するのもいいけれど、一人でのんびり観るのもいいものです。

 

年をとって花火の見方が変わったような気がします。
娯楽ではあるのですが、心に刻むような気持が出てきました。


次々上がる花火を見ながら、今年は夏花火が観られたと満足感が広がります。
大きな打ち上げ花火、華やかなスターマインなどを、一人夜風をうけながら観ていると、その空気感の中にいるのが全く自然に感じられます。
頭のこわばりが解けていくようです。
途中でツレがやってきました。
「キレイだね」と言える相手がいるのもいい。

 

亡くなった母は、寝たきりになった時、昔の楽しかった頃を思い出してよく話をしていました。
私も、こういう思い出を反芻して暮らす日もやがてやってくるでしょう。
思い出を大事にしていこう、そう思います。

 

 

日本の花火大会の発祥は、江戸時代享保の水神祭りに花火を上げたことだそうです。それが現在の墨田川の花火大会につづいているのですね。
水神祭は享保の飢饉や悪疫の死者の慰霊と悪疫退散を願って行われたようです。
花火大会には鎮魂や悪疫退散の意味合いがあるようです。

早く、悪疫(コロナ)が収まるといいですね。