野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

最近読んだ本。ミステリーとごちそうと。ビストロ・パ・マルシリーズ

私の読書傾向は乱読です。
様々なジャンルを読みますが、特にミステリーがおおいです。
その中でも、食べ物がおいしそうな場面が出てくるものには目がありません。
謎と料理に舌鼓を打つのです。


おいしそうな料理のでるミステリーは意外と多く、友達とミステリーに出てくる料理を作って食べていた時期もありました。

最近読んでいるのは、近藤史恵さんのビストロ・パ・マルのシリーズです。
タルトタタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン
最後の一作以外は再読です。
謎はわかっているのに、何度でも読めちゃうのです。

商店街にあるビストロ・パ・マルに持ち込まれる日常の謎をシェフが解いていくのだから、おいしい料理が出てくることは言うまでもありません。

あ、短編集です。

夜寝る前に寝床で数作づつ読んでいます。

海外の話はありますが、基本的に、登場人物は店の従業員4人と謎を持ち込むお客様一人か二人。
血なまぐさい謎ではなく、スキレットを何度シーズニングしてもさびる謎とか、パティシエが謎の言葉を残して連絡がとれないとか、日常の小さな不思議です。
でも、シェフ三船によって解き明かされると「なるほどね」と納得するような謎解きがなされます。
そして謎解きは、原則温かい思いが沸き上がるような解決です。
トリックよりも、なぜその人がそういう行動に出たかということを解いています。

 

読後感がいいのが夜眠るまえにいいのです。
でも。時々お腹が空いてきちゃいますが。

近くにビストロ・パ・マルがあればいいのにと思いながら眠りにつきます。

ところでこの本、シェフは名探偵というタイトルでテレビドラマにもなったようです。
テレビ東京系は映らないので見たことはないのですが、見てみたいです。