野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

老いの自覚

自分と老いについてみていこうと思う。

ついこの間まで、老いということは他人事だった。
自分が年寄りになると、意識しなかった。

人のことは年寄りと思っても、自分が年寄りとは思っていなかった。
老いの他者性というやつですね。


ところがある時から、自分も年をとったなぁと思った。
きっかけは身体機能の低下を自覚したことだ。

たぶん身体機能は少しづつ低下していたんだろう。
しかし、仕事や介護をしていたときは自覚していなかった。
色々なことから解放されて、ホッとして体がモノ言うようになったのだろう。

最初は、時々お腹が痛くなったり、体がだるくなった。
病気じゃないか気になって、一度ちゃんと検査しておこうと、人間ドックを受けた。
中性脂肪など要観察があるが、特にひどい問題はなく安心したが、数値が悪くなっているのが増えた。
体力も衰えた。
衰えは目と歯にも現れてきた。

 

気が付けば、仕事や介護などの社会的役割も一段落し、離脱している。
ここにいたって、やっと「あ、自分はもう年なんだ」と自覚した。

 

 

人が自分の老いを自覚するのは、足腰が弱くなったり、老眼になったり身体の変化と、定年退職などの社会的役割の変化によるものが多いそうだ。
まさにその通りだった。

 

 

老いは自覚した。

しかし、私はまだ老いを自覚してホヤホヤなので、老いることに慣れていない。
老いを納得できていないし、老いることが不安なのだ。

 

やることはある。
楽しく暮らしてもいる。
でも、このままでいいのかって、ぐらついている。
このまま、死に向かっていくだけなのかな。
つまらないな。


老いとどう付き合ったらいいのかなぁ。
自分の人生を実現していくって感じが欲しい。
ならば、老いの人生の実現ってなんだろう?