野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

初めての蒔絵皿

蒔絵の教室に通って、初めて作ったのは、小さなお皿2枚。
それぞれ桜と紅葉が描いてあります。

 

食器には使いにくいので、玄関飾りにしてみました。
お皿だけじゃさみしいので、紅葉の皿の上に、小さなお地蔵さんをを置き、ついでに秋色の座布団を作って下にひきました。

f:id:kiiroipost:20211023083208j:plain

気分は、秋を楽しむお地蔵さんです。
線が描けず、グダグダなのは気に入らないけれど、目をそらしちゃダメですね。
この皿からの出発です。

蒔絵は、漆で絵や模様を描いてそれに粉を蒔いたり、卵殻や金箔、螺鈿などの加飾を加えます。
漆塗は、英語でJAPANと言われるように日本を代表する工芸であり、芸術です。

 

最初は塗(ぬり)に興味があったのです。
漆の椀など好きなので。
だから塗をしたいと思ったのですが、独習も自信がなく、学ぶところを探しましたが見つかりません。そんな時、蒔絵教室を見つけました。
漆つながりで、ここから入っておくかと始めました。


蒔絵って、食器や文箱、つい立てや机などの装飾でぜいたく品だし、応用がきかないという印象でした。
使えないなあと考えていました。
私の性格として、使えないものには実感がもてないのです。
ところが、そこで学ぶうちに、蒔絵のいろいろな可能性がわかってきて、面白くなりました。
それで、こっちに傾いてしまっている今日この頃です。
将来的には、漆や加飾を使ってトリッキーなジオラマや道具を作ってみたいが夢です。

 

蒔絵筆は世界一細い線が描ける筆なのだそうな。
私は、細い線が描けません。
筆を自在に操るなんて夢のまた夢。
宝の持ち腐れというものだけれど、精進するしかないですね。
何とか自分の作りたいものを作れるようになる技術をつけていきたいです。


教室の先輩たちは、ある程度の技術を持っている方が多いです。
自分のほかの趣味と合体させて、素敵なオリジナル作品を作っている方もいらっしゃいます。
万華鏡と漆の加飾の合体なんて素敵ですよ。
早く私もあそこにいきたい。

ガンバルンバ。