散歩をしていたら、萩が花を落として、実がなってきていました。
萩は、秋の七草のひとつでもありますね。
秋の七草。
萩、桔梗、薄、撫子、葛、藤袴、女郎花。
秋の七草は、奈良時代の歌人。山上憶良が万葉集で選定した、由緒ある花々です。
今様の、鮮やかな花と比べると、地味にも感じますが、日本の秋を感じさせる奥ゆかしい花たちです。
中でも萩は、草冠に秋と書くのですから、秋を代表する花といっていいでしょう。
萩の花は8月の終わりから9月に最盛期をむかえます。
夏から秋への橋渡しの花のようでもあります。
昨日は、雲がでて見られませんでしたが、中秋の名月に、月見団子と薄とともに飾りるのも季節を感じていいものです。
野守草の別名もあるように、昔はいろいろなところで見られましたが、最近は少なくなってきました。
ちょっと見には、雑草のようにも見えますが、まとまって咲いていると、それは見事です。
ずっと前、箱根美術館の庭でみた満開の萩の群生は忘れられません。
萩とはこんなに華やかなんだと思ったのを覚えています。
またいつか、満開の萩の群生を見てみたいものです。