野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

介護の機械化、早くすすまないかな

昨日友人と会って、お茶をしながら話したこと。

最近、電子マネースマートホーム、Zoomなど、いろいろ便利なシステムや道具ができてきている。
ところが年を取ると、新しいことに手を出さなくなる。
年寄りにこそ、便利なことや情報が必要なのにね。
時代に遅れないようにしようねと。

 

その流れの中で、介護の機械化ということにも話がいった。

介護の機械化必要だよ。
国の方針も導入だし、機械も、儲かるとなれば一気に進むし、汎用化されるだろう。
私も、友人も、自分たちが必要になるころには、進化して実用化してほしいという意見だ。

 

なせ機械化が必要か。
2つの方向から必要と思っている。

一つは、介護者の視点から、介護者の不足と、介護者の労働環境の改善のため。
もう一つは介護される側からの視点から。

 

機械による介護は冷たい気がする。人間による介護のほうが望ましいという人がいる。むしろ多いかな。

 

でも、私なら、スムーズに介護できるなら、機械がいい。
もちろん人によって考え方も違うと思うが、介護される人と介護者は対等ではないと考える。
介護される人は、介護を受ける中、介護者に苦情がある場合、苦情を言って嫌われるのではないかとか、「出て行け」と言われたらどうしようという不安を感じることはあるだろう。こういう言いたいことも言えない場合もある。
機械にならそんな気は使わなくていい。
また、高齢者で、「家族に迷惑をかけたくない」というのが非常に多い。こういうメンタリティなんだから、介護してもらうことへの遠慮もあるだろう。

 

状況により、人に助けてもらわなくてはならないときは当然ある。
でも、人からの借りは当然発生するけれど、一方的に借りが増えすぎたら、切なくなりそう。
どんどん、家族に、施設に迷惑をかけていると思って、生きる意欲をなくしていくことがないと誰が言える?
もちろん、堂々と介護を受けられる人もいるだろう。
介護を受けることはわるいことじゃないんだから。
でも、私はたぶん小さくなっていく。
遠慮しながら、借りを苦にしながら。
だから、借りは小さいほうがいい。
 

その点機械はいいね。
遠慮しなくていい。羞恥心もたぶんない。
移乗、移動、排せつ、入浴は完全機械化されるといいな。
それで、人間は人間にしかできないことをやっていただく。

で、人間にしかできないことってどんなことだろう。
たぶん、生きる力をもたらすような支援だろう。

 

それに、寝たきりになって、電気つけたい、テレビつけたい、窓開けたい、エアコン温度調整したいって時に、いちいち頼むのも面倒だ。相手は自分の手の空いたときとか、都合で作業する可能性もある。
こういう時、「アレクサ、電気つけて」で済めば、お互い楽だ。

 

ま、以上のことは、自分の認知がしっかりしていればの話だし、私の好みでもありますが。