母が亡くなってから、自分の老後、死ということを意識するようになった。
死を意識するようになると、残りの人生どう生きるのかということが気にかかる。
何事もなければ、２０～３０年の人生。
余生なんていってられない。
収入は減ったが、何とか暮らしてはいける。
こんな素敵な状況を活かさないでどうする？
高齢期のライフスタイルは、それまでの生き方や、高齢期を取り囲む環境状況により形成される。同じ高齢者といっても、それぞれの環境や状況が異なるので、どういうライフスタイルで生きていくかは、人により異なる。
正解はない。
たとえば、私の周りを見ても、ライフスタイルは異なる。
今まで、自営業を手伝いながら様々なボランティアにかかわってきた友人は、一つ一つ整理して、身軽になってゆっくり暮らすを目標に実行している。
別の友人は、働ける限り生涯現役を目標にして元気に仕事をしている。
働いている子供のために、孫の面倒を一手に引き受けている友人もいる。
私は？
やりたかったけれど、忙しくてできなかったことを始めた。
今はスキルがないので我慢だが、目標をもってやっている。
目標は立てる以上、結果も出て欲しいが、結果が出なくても問題じゃない。
我慢したり、あきらめたりせず、実行すること。
おかげで張りのある毎日を送っている。
死が近づいたとき、「自分の人生、自分なりに頑張って、まあまあだったな」と納得する。
そんな風に思えれば良い。
