野良の覚書

シニアおばちゃんの日常雑記 まだまだ元気

お題 30年ものの寿司食べました。

今週のお題「寿司」

鉄じゃありませんが鉄旅が好きな私。
一時期紀勢線が気に入って、10年ほど18切符を使って、毎年乗りに行った時期があった。
朝、大阪や和歌山を出て、名古屋を経由して帰宅する。ほぼ1日コースだ。
そこでのポイントは新宮駅
乗り換えに要する時間が長い。
その長い時間に、食事をしたり、観光をしたりしていた。

ある年、市内を歩いて食事をする場所を探していたとき、郷土料理の店を見つけた。
その土地ならではの料理を食べるのは、私の趣味の一つでもある。
入店してメニューを見ると、サンマ寿司などの中に、30年物なれずしの名前があった。

なれずし。人によって好みはあるが、私は好きだ。滋賀の鮒ずしもおいしくいただける。
しかし、30年物・・・
なれずしは、魚と塩とコメを乳酸発酵させたものだ。
つまり、生もの。
大丈夫か。
不安になるが、店に出している以上大丈夫だろう。
こんなもの見て、食べずに帰ったら絶対後悔する。

で、頼んでみた。
小さな器に白っぽいドロドロがチョコン。
手塩皿にポン酢みたいなもの、七味を入れるといいですよと。
爪楊枝ですくってタレにつけて、恐る恐るなめてみた。
乳製品みたいと思った記憶がある。
もう相当前で確かな味の記憶はないが、意外とおいしいなと思った。
その時ほかに何を食べたかは忘れてしまったが、この30年物のなれずしのことは楽しく思い出す。

こんな寿司もあるんだなぁ。